第2章 ベアメタルへの RHEL AI のインストール
Red Hat Enterprise Linux AI をベアメタルにインストールするには、次の手順で説明するさまざまな方法を使用して、マシンを起動してデプロイし、Red Hat Enterprise Linux AI とのやり取りを開始できます。
2.1. ベアメタルへの RHEL AI のデプロイ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次の方法で、RHEL AI ISO イメージを使用して Red Hat Enterprise Linux AI をデプロイできます。
- キックスタート
- RHEL グラフィカルユーザーインターフェイス (GUI)
このイメージは、さまざまなハードウェアアクセラレーターで起動可能です。サポートされているハードウェアの詳細は、「スタートガイド」の「Red Hat Enterprise Linux AI ハードウェア要件」を参照してください。
前提条件
- RHEL AI ダウンロードページ から Red Hat Enterprise Linux AI ISO イメージをダウンロードして展開しました。
Red Hat Enterprise Linux AI では、RHEL AI データ用の追加ストレージと、イメージモードの Red Hat Enterprise Linux の更新が必要です。InstructLab データのデフォルトのロケーションは、home/<user>
ディレクトリー配下にあります。/home
ディレクトリーのデータストレージの最小推奨値は 1 TB です。更新中、bootc
コマンドは、一時データを保存するための追加のスペースを必要とします。/
パスの最小ストレージ推奨値は 120 GB です。ディスクのスキームをパーティション設定するときは、マシンのストレージを考慮する必要があります。
手順
インタラクティブ GUI
インタラクティブな Red Hat Enterprise Linux グラフィカルインストーラーと RHEL AI ISO イメージを使用して、マシンに RHEL AI をデプロイできます。GUI を使用して ISO ファイルから RHEL を起動する方法は、インストールメディアからの RHEL の対話型インストール を参照してください。
埋め込みコンテナーイメージを使用したキックスタート
独自のキックスタートファイルを使用して、RHEL AI インストールをカスタマイズできます。
任意のパラメーターを使用して、独自のキックスタートファイルを作成します。キックスタートファイルの作成の詳細は、RHEL ドキュメントの キックスタートファイルの作成 を参照してください。
RHEL AI のサンプルキックスタートファイル
rhelai-bootc.ks
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow サンプルキックスタートは、ISO ファイルに埋め込まれたコンテナーイメージを使用します。これは、
--url=/run/install/repo/container
パラメーターを指定したostreecontainer
コマンドで指示します。bootc switch
パラメーターは、今後の更新用に Red Hat レジストリーを参照し、独自のカスタマイズを追加できます。マシンを再起動して RHEL AI をデプロイできるように、キックスタートを RHEL AI ISO に埋め込む必要があります。次の例では、
rhelai-bootc.ks
はブート ISO に埋め込むキックスタートファイルの名前です。mkksiso
ユーティリティーは、lorax
rpm パッケージにあります。mkksiso rhelai-bootc.ks <downloaded-iso-image> rhelai-bootc-ks.iso
$ mkksiso rhelai-bootc.ks <downloaded-iso-image> rhelai-bootc-ks.iso
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ここでは、以下のようになります。
- <downloaded-iso-image>
- RHEL AI ダウンロードページ からダウンロードした ISO イメージを指定します。
その後、このブート ISO を使用してマシンを起動すると、インストールが自動的に開始します。インストールが完了すると、ホストが再起動し、キックスタートファイルで使用された認証情報を使用して新しいシステムにログインできるようになります。
重要ISO にカスタムキックスタートが含まれていると、ユーザーにプロンプトを表示せずに、インストールとディスクのパーティション設定が自動的に開始することに注意してください。設定によっては、ローカルストレージが完全に消去されるか、上書きされる可能性があります。
カスタムのコンテナーイメージを使用したキックスタート
任意のパラメーターでキックスタートファイルをカスタマイズして、マシン上で Red Hat Enterprise Linux AI を起動できます。
任意のパラメーターを使用して、独自のキックスタートファイルを作成します。キックスタートファイルの作成の詳細は、RHEL ドキュメントの キックスタートファイルの作成 を参照してください。
RHEL AI のサンプルキックスタートファイル
rhelai-bootc.ks
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow マシンを再起動して RHEL AI をデプロイできるように、キックスタートを RHEL AI ISO に埋め込む必要があります。次の例では、
rhelai-bootc.ks
はブート ISO に埋め込むキックスタートファイルの名前です。mkksiso
ユーティリティーは、lorax
rpm パッケージにあります。mkksiso rhelai-bootc.ks <downloaded-iso-image> rhelai-bootc-ks.iso
$ mkksiso rhelai-bootc.ks <downloaded-iso-image> rhelai-bootc-ks.iso
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ここでは、以下のようになります。
- <downloaded-iso-image>
- RHEL AI ダウンロードページ からダウンロードした ISO イメージを指定します。
その後、このブート ISO を使用してマシンを起動すると、インストールが自動的に開始します。インストールが完了すると、ホストが再起動し、キックスタートファイルで使用された認証情報を使用して新しいシステムにログインできるようになります。
重要ISO にカスタムキックスタートが含まれていると、ユーザーにプロンプトを表示せずに、インストールとディスクのパーティション設定が自動的に開始することに注意してください。設定によっては、ローカルストレージが完全に消去されるか、上書きされる可能性があります。
検証
Red Hat Enterprise Linux AI ツールが正しくインストールされていることを確認するには、
ilab
コマンドを実行する必要があります。ilab
$ ilab
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
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Red Hat Enterprise Linux AI の更新
RHEL AI の最新の z-stream バージョンに更新するには、Red Hat Enterprise Linux AI の更新 ドキュメントの手順に従ってください。