12.2.4. コンシューマーキャッシュ制御ディレクティブ
表12.3「http-conf:client キャッシュ制御ディレクティブ」 に、HTTP コンシューマーがサポートするキャッシュ制御ディレクティブの一覧を示します。
| ディレクティブ | 動作 |
|---|---|
| no-cache | キャッシュは、サーバーで最初にその応答を再検証しない限り、特定の応答を使用して後続の要求を満たすことはできません。この値で特定の応答ヘッダーフィールドが指定されていると、制限は応答内のそれらのヘッダーフィールドにのみ適用されます。応答ヘッダーフィールドが指定されていないと、制限は応答全体に適用されます。 |
| no-store | キャッシュは、応答の一部またはそれを呼び出した要求の一部を格納してはなりません。 |
| max-age | コンシューマーは、指定された秒単位の時間以下の応答を受け入れることができます。 |
| max-stale | コンシューマーは、有効期限を超えた応答を受け入れることができます。値が max-stale に割り当てられている場合、それは、応答の有効期限を超えて、コンシューマーがその応答を受け入れることができる秒数を表します。値が割り当てられていない場合、コンシューマーは任意の年齢の古い応答を受け入れることができます。 |
| min-fresh | コンシューマーは、少なくとも指定された秒数の間、まだ新鮮な応答を望んでいます。 |
| no-transform | キャッシュは、プロバイダーとコンシューマー間の応答でコンテンツのメディアタイプや場所を変更することはできません。 |
| only-if-cached | キャッシュは、キャッシュに現在保存されている応答のみを返し、リロードまたは再検証が必要な応答は返しません。 |
| cache-extension | 他のキャッシュディレクティブへの追加の拡張機能を指定します。拡張機能は、情報提供または動作のいずれかになります。拡張ディレクティブは標準ディレクティブのコンテキストで指定されるため、拡張ディレクティブを理解していないアプリケーションは、標準ディレクティブで義務付けられている動作に準拠できます。 |