第5章 非推奨となった機能および削除された機能
Fuse 7 の今後の変更に関するご質問やヘルプは、support@redhat.com にお問い合わせください。
5.1. 非推奨となった機能
以下の機能は Fuse 7.4 で非推奨となったため、今後のリリースで削除される可能性があります。
- Camel アプリケーションで非推奨となった PHP、Python、および Ruby スクリプト言語
- PHP、Python、および Ruby スクリプト言語は、Fuse 7.4 より Camel アプリケーションで非推奨となり、今後のリリースで削除される予定です。Camel コミュニティーでは、Camel 2.19 より PHP、Python、および Ruby が非推奨になりました (CAMEL-10973 を参照)。これは、Apache Karaf、JBoss EAP、および Spring Boot のすべての Fuse コンテナータイプに適用されます。
- 非推奨となった HP-UX OS
- HP-UX オペレーティングシステムは Fuse 7.2 より非推奨となり、このオペレーティングシステムのサポートは Fuse の今後のリリースで除外される可能性があります。JBoss EAP 7.2 コンテナーではすでに HP-UX のサポートが除外されたため、JBoss EAP 7.2 で実行される Fuse on JBoss EAP の今後のバージョンは HP-UX ではサポートされません。
- 非推奨となった Camel MQTT コンポーネント
- Camel MQTT コンポーネントは Fuse 7.0 で非推奨となり、Fuse の今後のリリースでは削除されます。このコンポーネントの代わりに、Eclipse Paho ライブラリーを使用して MQTT メッセージングプロトコルをサポートする Camel Paho コンポーネントを使用できます。
- Linux 以外のオペレーティングシステムで非推奨となった Camel LevelDB コンポーネント
-
Camel LevelDB (
camel-leveldb
) コンポーネントは、Fuse 6.3 より Red Hat Enterprise Linux 以外のすべてのオペレーティングシステムで非推奨となりました。今後、Camel LevelDB コンポーネントは Red Hat Enterprise Linux でのみサポートされます。 - 非推奨となった Camel SJMS コンポーネントからの BatchMessage クラス
- Camel SJMS コンポーネントからの BatchMessage クラスは Fuse 7 で非推奨となり (Apache Camel ではバージョン 2.17 より非推奨)、Apache Camel および Fuse の今後のバージョンで削除される可能性があります。
- JDBC プール c3p0、aries、および hikaricp は非推奨となり、Fuse の今後のリリースで削除されます。
以下の jdbc プールは非推奨となり、Fuse 7.4 以降はサポートされません。
-
pax-jdbc-pool-c3p0
-
pax-jdbc-pool-aries
-
pax-jdbc-pool-hikaricp
注記代わりに、
pax-jdbc-pool-transx
、pax-jdbc-pool-narayana
、またはpax-jdbc-pool-dbcp2
を使用します。-
5.2. Fuse 7.3 で削除された機能
以下の機能は Fuse 7.3 で削除されました。
- 7.3 で削除された Camel YQL コンポーネント
- Camel YQL コンポーネントは Fuse 7.3 で削除されました。
- 7.3 でブラックリスト指定された OpenJPA および OpenJPA3 Karaf 機能
-
openjpa
機能およびopenjpa3
機能は 7.3 の Apache Karaf コンテナーからブラックリスト指定 (削除) されました。Java Persistence Architecture (JPA) 実装では、代わりにサポートされるhibernate
機能を使用してください。 - 7.3 でブラックリスト指定された camel-jetty Karaf 機能
-
camel-jetty
機能は Jetty 8 を使用するため、7.3 の Apache Karaf コンテナーからブラックリスト指定 (削除) されました。この代わりにcamel-jetty9
機能を使用してください。 - 7.3 でブラックリスト指定された pax-jms-oracleaq Karaf 機能
-
pax-jms-oracleaq
機能はサードパーティーの無償でない Oracle AQ ライブラリーを必要とするため、7.3 の Apache Karaf コンテナーからブラックリスト指定 (削除) されました。 - 7.3 の Fuse on EAP (Wildfly Camel) から削除された camel-elasticsearch コンポーネント
-
camel-elasticsearch
コンポーネントは 7.3 の Fuse on EAP (Wildfly Camel) から削除されました。この代わりに、新しいcamel-elasticsearch-rest
コンポーネントを使用してください。
5.3. Fuse 7.2 で削除された機能
以下の機能は Fuse 7.2 で削除されました。
- 7.2 で削除された Camel XMLRPC コンポーネント
- Camel XMLRPC コンポーネントは Fuse 7.2 で削除されました。
- 7.2 で削除された Camel Netty コンポーネント
- Camel Netty コンポーネントは Fuse 7.2 で削除されました。この代わりに Camel Netty4 コンポーネントを使用することが推奨されます。
5.4. Fuse 7.0 で削除された機能
以下の機能は Fuse 7.0 で削除されました。
- 7.0 でサポートが除外された Red Hat JBoss Operations Network (JON)
- Fuse 7.0 より Fuse on Karaf は JON をサポートしなくなり、JON ランタイムと統合するための JON プラグインの提供を停止しました。
- 7.0 で削除された組み込み ActiveMQ ブローカー
- Fuse 7.0 より Fuse on Karaf は組み込み ActiveMQ ブローカーの提供を停止しました。そのため、サポートされるリモートブローカーへ直接接続するようにしてください。サポートされるブローカーの詳細は「Red Hat Fuse でサポートされる構成」の「サポートされるメッセージングプロバイダー」を参照してください。
- 7.0 で削除された Fuse インテグレーションパック
- ルールやプロセスの実行に対するサポートは、Red Hat JBoss BPM Suite および Red Hat JBoss BRMS に含まれるコンポーネントによって提供されます。
- 7.0 で削除された子コンテナー管理用の Karaf コンソールコマンド
Fuse 7.0 より、子コンテナー管理用の Karaf コンソールコマンドはサポートされて いません。対象となる
instance:
(Karaf 4.x 構文) で始まるコンソールコマンドと、admin:
(Karaf 2.x 構文) で始まるコンソールコマンドはサポートされません。注記Fuse 7.0 GA リリースでは、
instance:
コマンドはブラックリストに登録されていません。これは既知の問題です。- 7.0 で削除された Switch Yard
- Switch Yard は Fuse 7.0 で削除され、代わりに Apache Camel を直接使用する必要があります。詳細は、ナレッジベースの「SwitchYard Support Plan After Releasing Fuse 7」を参照してください。
- 7.0 で除外された Fabric8 1.x のサポート
Fuse 7.0 で Fabric8 v1 は Fabric8 v2 のコンポーネントが含まれる Fuse on OpenShift (旧名称 Fuse Integration Services) に置き換えられました。Fuse on OpenShift は、OpenShift 内でインテグレーションマイクロサービスの開発、デプロイメント、および管理を可能にするツールのセットと Docker 形式のイメージを提供します。
Fuse on OpenShift のアーキテクチャーは異なりますが、Fabric 8 v1 が提供する同じプロビジョニング、自動化、中央構成、管理要件に対応します。詳細は『Fuse on OpenShift ガイド』を参照してください。
- 7.0で削除された Google App Engine の Camel コンポーネント
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Google App Engine の Camel コンポーネント (
camel-gae
) は Fuse 7.0 で削除されました。 - 7.0 で削除された Camel jBPM コンポーネント
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Camel jBPM コンポーネント (
camel-jbpm
) は Fuse 7.0 で削除されました。 - 7.0 で削除された Fuse をサービスとしてインストールするための Tanuki ベースのラッパー
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Fuse をサービスとしてインストールするための Tanuki ベースのラッパースクリプト (
wrapper:install
Karaf コンソールコマンドを使用して生成) は Fuse 7.0 で削除されました。Apache Karaf コンテナーをサービスとしてインストールする場合、この代わりにkaraf-service-*.sh
ディレクトリーから新しいbin/contrib
スクリプトを使用することが推奨されます。 - 7.0 で削除された Smooks
- Switch Yard の Smooks コンポーネントは Fuse 7.0 で削除されました。
- 7.0 で削除された BPEL
- Riftsaw プロジェクトをベースとする BPEL は Fuse 7.0 で削除されました。BPEL を現在使用している場合は、Red Hat JBoss BPM Suite への移行を考慮することが推奨されます。
- 7.0 で削除された Design Time Governance
- Design Time Governance コンポーネントは Fuse 7.0 で削除されました。
- 7.0 で削除された Runtime Governance
- Runtime Governance (RTGov) コンポーネントは Fuse 7.0 で削除されました。
- 7.0 で削除された S-RAMP
- S-RAMP (SOA Repository Artifact Model and Protocol) コンポーネントは Fuse 7.0 で削除されました。
- 7.0 で削除された bin/patch スクリプト
-
bin/patch
スクリプト (Windows O/S ではbin\patch.bat
) は Fuse 7.0 で削除されました。 - 7.0 でサポートされない Spring-DM (Spring Dynamic Modules)
- Spring XML を Apache Karaf の OSGi サービスレイヤーと統合する Spring-DM は Fuse 7.0 ではサポートされないため、代わりに Blueprint フレームワークを使用する必要があります。Blueprint XML を使用しても、Spring フレームワークから Java ライブラリーを使用することはできます。最新バージョンの Spring は Blueprint と互換性があります。
- 7.0 でサポートされない Apache OpenJPA
- JPA (Java Persistence API) の Apache OpenJPA 実装は Fuse 7.0 ではサポートされません。代わりに Hibernate 実装を使用することが推奨されます。
5.5. Fuse 7.0 で置き換えられた機能
以下の機能は Fuse 7.0 で置き換えられました。