2.2. Kernel Pressure Stall Information (PSI) の有効化
PSI は、リソースの圧力が発生するにつれて増加することを確認するための標準的な方法を提供します。メモリー、CPU、および入出力 (I/O) の 3 つの主要なリソースの圧力メトリクスがあります。PSI は、RHEL 8 以降のバージョンで使用可能であり、デフォルトで無効になっています。
PSI が有効になっている場合、リソース最適化サービスはその結果を補強し、より多くの詳細とより良い提案を提供できます。ピークを特定するには、PSI を有効にすることが強く推奨されます。
手順
-
/etc/default/grub
ファイルを編集して、GRUB_CMDLINE_LINUX 行の最後にpsi=1
を追加します (引用符に注意してください)。 grub 設定ファイルを再生成します。
$ sudo grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg
- システムを再起動します。
注記
PSI を有効にすると、わずかながら (1%未満) パフォーマンスに影響があります。
検証手順
PSI を有効にすると、CPU、メモリー、IO のファイルが /proc/pressure
の下に表示されます。