第2章 必要となるカスタムリソースのアップグレード
Debezium は、AMQ Streams on OpenShift で実行する Apache Kafka クラスターにデプロイされた Kafka コネクタープラグインです。OpenShift CRD v1
を準備するため、現行バージョンの AMQ Streams で、カスタムリソース定義 (CRD)API の必要なバージョンが v1beta2
に設定されます。API の v1beta2
バージョンは、以前にサポートされている v1beta1
および v1 alpha1
API バージョンを置き換えます。AMQ Streams では、v1alpha1
および v1beta1
API バージョンのサポートが非推奨になりました。以前のバージョンは、Debezium コネクターの設定に使用する KafkaConnect および KafkaConnector リソースを含む、AMQ Streams カスタムリソースから削除されています。
v1beta2
API バージョンをベースとする CRD は OpenAPI 構造スキーマを使用します。後続の v1alpha1 または v1beta1 API に基づくカスタムリソースは、構造的なスキーマをサポートしないため、現在のバージョンの AMQ Streams と互換性がありません。AMQ Streams2.0 にアップグレードする前に、API バージョン kafka.strimzi.io/v1beta2
を使用するように既存のカスタムリソースをアップグレードする必要があります。AMQ Streams 1.7 にアップグレードした後も、カスタムリソースをいつでもアップグレードできます。AMQ Streams2.0 以降にアップグレードする前に、v1beta2 API へのアップグレードを完了する必要があります。
CRD およびカスタムリソースのアップグレードを容易にするため、AMQ Streams は v1beta2
と互換性のある形式に自動的にアップグレードする API 変換ツールを提供します。ツールおよび AMQ Streams のアップグレード方法は、 OpenShift での AMQ Streams のデプロイおよびアップグレード を参照してください。
カスタムリソースを更新する要件は、AMQ Streams on OpenShift で実行される Debezium デプロイメントにのみ適用されます。要件は、Red Hat Enterprise Linux の Debezium には適用されません。