13.7.4. NSAPI を負荷分散クラスターとして設定する
概要
このタスクでは、NSAPI コネクターが負荷分散設定でクライアント要求を Enterprise Application Platform サーバーにリダイレクトするよう設定します。NSAPI を負荷分散なしの単純な HTTP コネクターとして使用するには、「NSAPI を基本的な HTTP コネクターとして設定する」参照してください。
前提条件
- 現在のタスクを続行する前に、「Oracle Solaris で NSAPI コネクターを設定する」を完了する必要があります。
手順13.17 タスク
Enterprise Application Platform サーバーにリダイレクトする URL パスを定義します。
IPLANET_CONFIG/obj.confファイルを編集します。<Object name="default">で始まるセクションを見つけ、一致する各 URL パターンを次のサンプルファイルで示された形式で追加します。文字列jknsapiは、次の手順で定義される HTTP コネクターを示します。例は、ワイルドカードを使用したパターン一致を示しています。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 各パスを提供するワーカーを定義します。
IPLANET_CONFIG/obj.confファイルの編集を続行します。前の手順で変更したセクションの終了タグ (</Object>) のすぐ後に、以下の新しいセクションを追加し、ニーズに合わせて変更します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このjksnapiオブジェクトは、defaultオブジェクトのname="jksnapi"マッピングにマッピングされた各パスを提供するために使用されるワーカーノードを定義します。/jkmanager/*に一致する URL 以外のすべてが、routerという名前のワーカーにリダイレクトされます。ワーカーとその属性を定義します。
workers.propertiesという名前のファイルをで作成します。以下の内容をファイルに貼り付け、お使いの環境に合わせて変更します。IPLANET_CONFIG/conf/connector/Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow workers.propertiesファイルは、Apache mod_jk と同じ構文を使用します。利用可能なオプションについては、「Apache Mod_jk ワーカーの設定リファレンス」を参照してください。ファイルを保存し、終了します。iPlanet Web Server を再起動します。
iPlanet Web Server 6.1 または 7.0 のいずれかを実行するかに応じて、次のいずれかの手順を選択します。iPlanet Web Server 6.1
IPLANET_CONFIG/../stop IPLANET_CONFIG/../start
IPLANET_CONFIG/../stop IPLANET_CONFIG/../startCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow iPlanet Web Server 7.0
IPLANET_CONFIG/../bin/stopserv IPLANET_CONFIG/../bin/startserv
IPLANET_CONFIG/../bin/stopserv IPLANET_CONFIG/../bin/startservCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
結果
iPlanet Web Server は、負荷分散構成で Enterprise Application Platform サーバーに設定した URL パターンリダイレクトします。