9.6.11. アプリケーションでのセキュリティードメインの使用
概要
アプリケーションでセキュリティードメインを使用するには、最初にサーバーの設定ファイルまたはアプリケーションの記述子ファイルのいずれかにドメインを設定する必要があります。その後、使用する EJB に必要なアノテーションを追加する必要があります。ここでは、アプリケーションでセキュリティードメインを使用するために必要な手順について取り上げます。
手順9.6 セキュリティードメインを使用するようアプリケーションを設定
セキュリティードメインの定義
セキュリティードメインは、サーバーの設定ファイルまたはアプリケーションの記述子ファイルのいずれかに定義できます。サーバーの設定ファイルへセキュリティードメインを設定
セキュリティードメインは、サーバーの設定ファイルのsecurityサブシステムに設定されます。JBoss Enterprise Application Platform インスタンスが管理対象ドメインで実行されている場合、domain/configuration/domain.xmlファイルになります。JBoss Enterprise Application Platform インスタンスがスタンドアロンサーバーとして実行されている場合はstandalone/configuration/standalone.xmlファイルになります。other、jboss-web-policyおよびjboss-ejb-policyセキュリティードメインはデフォルトとして JBoss Enterprise Application Platform 6 に提供されます。次の XML の例は、サーバーの設定ファイルのsecurityサブシステムよりコピーされました。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 管理コンソールまたは CLI を使用して、追加のセキュリティードメインを必要に応じて設定することができます。アプリケーションの記述子ファイルにセキュリティードメインを設定
セキュリティードメインはアプリケーションのWEB-INF/web.xmlファイルにある<jboss-web>要素の<security-domain>子要素に指定されます。次の例はmy-domainという名前のセキュリティードメインを設定します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow これがWEB-INF/jboss-web.xml記述子に指定できる多くの設定の 1 つになります。
EJB へ必要なアノテーションを追加
@SecurityDomainおよび@RolesAllowedアノテーションを使用してセキュリティーを EJB に設定します。次の EJBコードの例は、guestロールのユーザーによるotherセキュリティードメインへのアクセスを制限します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow その他のコード例は、Red Hat カスタマーポータルより入手できる JBoss Enterprise Application Platform 6 Quickstarts バンドルのejb-securityクイックスタートを参照してください。