第3章 Red Hat Lightspeed での修復計画の作成
組織内のシステムまたは RHEL システムのグループについて、Red Hat Lightspeed によって特定された 1 つ以上の問題を修正するための修復計画を作成できます。
Red Hat Lightspeed で修復計画を作成するには、次の手順を実行する必要があります。
- 解決すべき問題を見つける
- 推奨された修復手順を確認する
- 修復するシステムを選択する
Red Hat Lightspeed の以下のサービスによって検出された推奨事項と問題に対処するための修復計画を作成できます。
- advisor
- compliance
- vulnerability
- patch
1 つ以上のシステムと、修復に関する問題または推奨事項を選択した後、Plan remediation ボタンクリックすると、修復計画を作成するためのウィザードを開始できます。Red Hat Lightspeed サービスがシステムに影響を与える問題を検出した場合は、システムの Red Hat Lightspeed Inventory 詳細ページから Plan remediation ウィザードを開始することもできます。
修復計画を作成する場合、修復をサポートする Red Hat Lightspeed のすべてのサービスで同様の作成ワークフローが使用されます。詳細は、修復の概要 セクションの Red Hat Lightspeed 修復ワークフロー を参照してください。
問題を修正するための推奨パスの一部では手動アクションが必要であり、関連する Ansible Playbook がありません。Red Hat Lightspeed UI では、これらの問題または推奨事項の Remediation type の値が Manual になっています。
Remediation type 値が Playbook である Red Hat Lightspeed の推奨事項または修復アクションに対して、修復計画を作成できます。
修復計画を作成すると、Red Hat Lightspeed はその問題の組み込みプレイから Ansible Playbook を生成し、選択したホストシステムで必要な修復アクションと再起動手順を実装します。
3.1. Advisor サービスの推奨事項を修正するための修正計画の作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Advisor 推奨
Advisor サービスは、Red Hat Lightspeed インフラストラクチャーの健全性を評価および監視し、可用性、安定性、パフォーマンス、セキュリティーの問題に対処するための推奨事項を提供します。Red Hat Lightspeed は、インフラストラクチャー内で影響を受けるシステムを検出し、優先順位を付けしてシステムを修復方法を計画をするために役立つ一連の推奨アクションを提供します。
Red Hat Lightspeed の Advisor サービスの詳細は、Red Hat Lightspeed Advisor サービスを使用した RHEL 設定の問題評価 を参照してください。
Red Hat Lightspeed の Advisor サービスが生成した推奨事項に対応する修復計画を作成するには、次の手順を実行します。
前提条件
Red Hat Hybrid Cloud Console にログインしている。
注記デフォルトでは、すべての Red Hat Lightspeed ユーザーが修復計画の作成権限を持っています。ただし、Red Hat Lightspeed からリモートホスト上で修復計画を実行するには、Remediations administrator ロールが必要です。詳細は、修復計画の実行に必要な権限 を参照してください。
手順
修復する Red Hat Lightspeed Advisor サービスの推奨事項を選択します。
- Operations > Advisor > Recommendations に移動します。
- Recommendations テーブルを確認して、どの推奨事項がシステムに適用可能か、また Playbook がすでに作成されているかどうかを確認します。
表の検索およびフィルタリング機能を使用して、Resolution type 別に項目を並べ替えます。
重要Resolution type が Playbook の推奨事項を探します。Resolution type が Manual に設定されている場合、修復計画は作成できません。
- 推奨事項の名前をクリックします。推奨事項の詳細がすべて表示され、影響を受けるシステムのリストがページの下部に表示されます。
修復計画に追加するシステムを選択します。
- スクロールして、推奨事項の影響を受けるすべての登録済み RHEL システムを表示します。
追加するシステムを見つけます。必要に応じて、テーブル内の検索機能とフィルター機能を使用します。たとえば、フィルタリングオプションを使用して、影響を受けるシステムをバージョン別にリスト表示できます。
重要システムのグループの修復計画を作成するには、Red Hat Lightspeed が生成する Playbook によって適用される解決策の互換性を確保するために、グループ内のすべてのシステムで同じ RHEL メジャーバージョンとマイナーバージョンが実行されている必要があります。
- システム ID の左側にあるチェックボックスをクリックして、修復計画に含めるシステムを 1 つ以上選択します。
計画を作成して保存します。
- Plan remediation をクリックしてウィザードを開始します。
Create new playbook を選択し、Playbook の名前を入力します。
注記Add to existing playbook を選択し、表示されるリストから計画名を選択することで、この推奨事項または選択したシステムを既存の修復プランに追加することもできます。
- Review systems で、計画に含まれるシステムを確認し、該当する場合は計画から除外するシステムの横にあるチェックボックスをオフにします。
- Next をクリックします。
Review and edit actions で、アクションの解決手順を確認します。一部のアクションでは、ウィザードで選択できるさまざまな手順が表示されます。次のいずれかの手順を実行します。
アクションに修復方法の選択肢がある場合は以下を実行します。
- Review and/or change the resolution steps for this 1 action を選択し、Next をクリックします。
- いずれかの手順を選択し、Next をクリックします。
- 選択できる項目がなく、この計画のアクションに満足している場合は、Accept all recommended resolution steps for all actions を選択し、Next をクリックします。
Remediation review ペインで修復計画の概要を確認し、必要に応じて「back」ボタンを使用して変更を加えます。
注記問題やリスクを修正するために再起動が必要な場合、修復計画のすべてのシステムが自動的に再起動されます。プランの実行後に手動で再起動する場合は、それに応じて Auto-reboot ボタンを切り替えます。
- Submit をクリックします。
検証手順
- Automation Toolkit > Remediation Plans に移動します。
- テーブルで修復計画を検索します。修復計画をクリックして、計画を開きます。