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第10章 ログと監査レコードの表示

クラスター管理者は、OpenShift AI Operator ロガーを使用して問題を監視およびトラブルシューティングできます。OpenShift の監査レコードを使用して、OpenShift AI Operator 設定に加えられた変更の履歴を確認することもできます。

10.1. OpenShift AI Operator ロガーの設定
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実行時に DSC Initialization/DSCI カスタムリソースの .spec.devFlags.logmode フラグを設定することで、OpenShift AI Operator コンポーネントのログレベルを変更できます。logmode 値が設定されていない場合、ロガーはデフォルトで INFO ログレベルを使用します。

.spec.devFlags.logmode で設定したログレベルは、Managed 状態のコンポーネントだけでなく、すべてのコンポーネントに適用されます。

次の表に、使用可能なログレベルを示します。

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ログレベルスタックトレースのレベル詳細度出力タイムスタンプのタイプ

devel または development

WARN

INFO

コンソール

エポックタイムスタンプ

"" (または logmode 値が設定されていない)

ERROR

INFO

JSON

人間が判読できるタイムスタンプ

prod または production

ERROR

INFO

JSON

人間が判読できるタイムスタンプ

devel または development に設定されたログは、プレーンテキストコンソール形式で生成されます。prod、production に設定されているログ、またはレベルが設定されていないログは、JSON 形式で生成されます。

前提条件

  • OpenShift クラスター内の DSCInitialization リソースへの管理者アクセス権がある。
  • OpenShift CLI のインストール の説明に従って、OpenShift コマンドラインインターフェイス (oc) がインストールされている。

手順

  1. クラスター管理者として OpenShift にログインします。
  2. Operators Installed Operators をクリックし、Red Hat OpenShift AI Operator をクリックします。
  3. DSC Initialization タブをクリックします。
  4. default-dsci オブジェクトをクリックします。
  5. YAML タブをクリックします。

  6. spec セクションの .spec.devFlags.logmode フラグを、設定する必要があるログレベルに更新します。 

    apiVersion: dscinitialization.opendatahub.io/v1
kind: DSCInitialization
metadata:
  name: default-dsci
spec:
  devFlags:
    logmode: development
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  7. Save をクリックします。

また、OpenShift CLI からログレベルを設定することもできます。その場合、次のコマンドを使用して、logmode 値を必要なログレベルに設定します。 

oc patch dsci default-dsci -p '{"spec":{"devFlags":{"logmode":"development"}}}' --type=merge
Copy to Clipboard Toggle word wrap

検証

  • コンポーネントログレベルを devel または development に設定すると、ログがより頻繁に生成され、WARN レベル以上のログが含まれるようになります。
  • コンポーネントのログレベルを prod または production に設定するか、ログレベルを設定しない場合は、ログの生成頻度が低くなり、ERROR レベル以上のログが含まれます。

10.1.1. OpenShift AI Operator ログの表示
リンクのコピー

  1. OpenShift CLI にログインします。

  2. 以下のコマンドを実行します。 

    oc get pods -l name=rhods-operator -o name -n redhat-ods-operator |  xargs -I {} oc logs -f {} -n redhat-ods-operator
    Copy to Clipboard Toggle word wrap

    Operator Pod のログが開きます。

OpenShift コンソールの Workloads > Deployments > Pods > redhat-ods-operator > Logs で Operator Pod ログを表示することもできます。

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