第4章 開発者プレビュー機能
このセクションでは、Red Hat OpenShift AI 2.16 の開発者プレビュー機能について説明します。開発者プレビュー機能は、Red Hat ではいかなる形でもサポートされていません。また、機能的には完全ではなく、実稼働環境に対応していません。開発者プレビュー機能を実稼働ワークロードまたはビジネスクリティカルなワークロードには使用しないでください。開発者プレビュー機能は、Red Hat 製品に追加される可能性がある機能をいち早く提供することを目的としています。お客様はこの機能を使用してテストし、開発プロセス中にフィードバックを提供できます。開発者プレビュー機能は、ドキュメントが提供されていない場合があり、随時変更または削除される可能性があります。また、限定的なテストしか行われていません。Red Hat は、関連する SLA なしで、開発者プレビュー機能に関するフィードバックを送信する方法を提供する場合があります。
Red Hat 開発者プレビュー機能のサポート範囲の詳細は、開発者プレビューのサポート範囲 を参照してください。
- Kueue での AppWrapper のサポート
- Kueue での AppWrapper のサポートは、開発者プレビュー機能として利用できます。実験的な API により、分散ワークロード機能で AppWrapper ベースのワークロードを使用できます。
- 分散型 InstructLab トレーニング
分散 InstructLab トレーニングは開発者プレビュー機能です。これを使用することで、分散環境でのトレーニングタスクのパフォーマンスがシングルノードセットアップより向上します。この機能により、InstructLab のトレーニング効率とスケーラビリティーが向上し、ユーザーは分散リソースを活用して AI モデルをより効果的に開発できるようになります。
主な特長:
- データ転送のサポート: Red Hat Enterprise Linux AI 上の InstructLab から S3 互換ストレージへの合成生成データの移動を容易になり、分散トレーニングタスクによるアクセス効率が向上します。
- 分散トレーニングの実行: 分散インフラストラクチャーのパフォーマンス上の利点を活用して、マルチノード InstructLab トレーニングジョブのオーケストレーションを行えます。
- エンドツーエンドのドキュメント: データの準備、転送、分散実行など、InstructLab トレーニングフロー全体を実装するための包括的なユーザー向けガイダンスがあります。ドキュメントにアクセスするには、RHOAI での分散 InstructLab トレーニング を 参照してください。