第3章 集約されたクラスターロールの作成によるパーミッションのカスタマイズ


Argo CD Application Controller のデフォルトのクラスターロールには、特定のハードコードされた権限セットがあります。このクラスターロールは Red Hat OpenShift GitOps Operator によって管理されるため、変更できません。クラスター管理者は、以下のいずれかの方法でパーミッションをカスタマイズできます。

3.1. 集約されたクラスターロール

集約されたクラスターロールを使用すると、新しいクラスターロールを最初から作成して権限を定義する必要がなくなります。代わりに、複数のクラスターロールを 1 つに結合できます。

Red Hat OpenShift GitOps 1.14 以降では、クラスター管理者は集約されたクラスターロールを使用して、ユーザーが Argo CD Application Controller のユーザー定義の権限を簡単に追加できるようにすることが可能です。

重要
  • 集約されたクラスターロールは、クラスタースコープの Argo CD インスタンスの Argo CD Application Controller コンポーネントに対してのみ作成できます。
  • Argo CD カスタムリソース (CR) から aggregatedClusterRoles フィールドを削除しても、ユーザー定義のクラスターロールは削除されません。CLI または UI を使用して、ユーザー定義のクラスターロールを手動で削除する必要があります。
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