1.13. クラスター設定のアクセス許可を追加する


Argo CD インスタンスにアクセス許可を付与して、クラスター設定を管理できます。追加のアクセス許可を持つクラスターロールを作成し、新しいクラスターロールバインディングを作成して、クラスターロールをサービスアカウントに関連付けます。

前提条件

  • cluster-admin 権限で OpenShift Container Platform クラスターにアクセスでき、Web コンソールにログインしている。
  • Red Hat OpenShift GitOps Operator が OpenShift Container Platform クラスターにインストールされている。

手順

  1. Web コンソールで、User Management Roles Create Role を選択します。以下の ClusterRole YAML テンプレートを使用してルールを追加し、追加のパーミッションを指定します。

    apiVersion: rbac.authorization.k8s.io/v1
    kind: ClusterRole
    metadata:
      name: secrets-cluster-role
    rules:
    - apiGroups: [""]
      resources: ["secrets"]
      verbs: ["*"]
  2. Create をクリックしてクラスターロールを追加します。
  3. クラスターのロールバインディングを作成するには、User Management Role Bindings Create Binding を選択します。
  4. Project リストから All Projects を選択します。
  5. Create binding をクリックします。
  6. Binding typeCluster-wide role binding (ClusterRoleBinding) として選択します。
  7. RoleBinding name の一意の値を入力します。
  8. ドロップダウンリストから、新しく作成したクラスターロールまたは既存のクラスターロールを選択します。
  9. SubjectServiceAccount として選択し、サブジェクトの namespace名前 を指定します。

    1. サブジェクトの namespace: openshift-gitops
    2. サブジェクトの名前: openshift-gitops-argocd-application-controller

      注記

      Subject name の値は、クラスターロールおよびクラスターロールバインディングを作成する GitOps コントロールプレーンのコンポーネントによって異なります。

  10. Create をクリックします。ClusterRoleBinding オブジェクトの YAML ファイルは以下のとおりです。

    kind: ClusterRoleBinding
    apiVersion: rbac.authorization.k8s.io/v1
    metadata:
      name: cluster-role-binding
    subjects:
      - kind: ServiceAccount
        name: openshift-gitops-argocd-application-controller
        namespace: openshift-gitops
    roleRef:
      apiGroup: rbac.authorization.k8s.io
      kind: ClusterRole
      name: secrets-cluster-role
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