1.5. Logging 6.2.0 リリースノート
このリリースには、Logging for Red Hat OpenShift バグ修正リリース 6.2.0 が含まれています。
1.5.1. 新機能および機能拡張 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
1.5.1.1. ログの収集 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
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この更新により、HTTP 出力に、HTTP プロキシー経由でログデータを送信するために使用できる
proxy
フィールドが含まれるようになりました。(LOG-6069)
1.5.1.2. ログのストレージ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- この更新により、Loki での時間ベースのストリームシャーディングが Loki Operator によって有効になりました。これにより、Loki が使用するスライディングタイムウィンドウよりも古いログエントリーが取り込まれる問題が解決されます。(LOG-6757)
- この更新により、Swift をオブジェクトストアとして使用するときに、Loki Operator を使用してカスタム認証局 (CA) 証明書を設定できるようになりました。(LOG-4818)
- この更新により、OpenShift 4.17 以降のリリースで Cluster Credential Operator を Loki Operator とともに使用して、Google Cloud Platform (GCP) で Workload Identity Federation を設定できるようになりました。(LOG-6158)
1.5.2. テクノロジープレビュー リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenTelemetry Protocol (OTLP) 出力ログフォワーダーは、テクノロジープレビュー機能です。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat は、実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。テクノロジープレビュー機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行い、フィードバックを提供していただくことを目的としています。
Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。
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この更新により、OpenShift Logging が提供する OpenTelemetry サポートがさらに改善されます。特に、
LokiStack
への転送時に ViaQ データモデルからOpenTelemetry
への移行が可能になる点が改善されます。(LOG-6146) -
この更新により、
otlp
設定の Loki Operator からstructuredMetadata
フィールドが削除されました。これは、構造化メタデータがデフォルトのタイプになったことによるものです。さらに、この更新により、OpenTelemetry
プロトコル (OTLP) を介してデータを受信する場合に管理者がOpenTelemetry
属性をドロップするのに使用できるdrop
フィールドが導入されています。(LOG-6507)
1.5.3. バグ修正 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
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この更新前は、コンソールログに表示されるタイムスタンプが、メッセージ内の
@timestamp
フィールドと一致しませんでした。この更新により、タイムスタンプがコンソールに正しく表示されるようになります。(LOG-6222) -
ClusterLogForwarder
6.x の導入に伴い、一貫したテンプレートメカニズムを実現するためにClusterLogForwarder
API が変更されました。しかし、これはfacility
およびseverity
フィールドのsyslog
出力仕様 API には適用されていませんでした。この更新により、facility
およびseverity
フィールドに必要な検証がClusterLogForwarder
API に追加されます。(LOG-6661) -
この更新前は、
LokiStack
サイズとして1x.pico
が設定されている場合、Loki 設定を生成する Loki Operator のエラーにより、削除されるワーカーの数がゼロになっていました。この更新では、削除するワーカーの数が 10 に設定されます。(LOG-6781)
1.5.4. 既知の問題 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以前のデータモデルでは、すべての情報が JSON でエンコードされていました。コンソールでは、現在も以前のデータモデルのクエリーを使用して、古いエントリーと新しいエントリーの両方をデコードします。
LokiStack
出力用の新しいOpenTelemetry
データモデルを使用して保存されたログでは、ログコンソールに次のエラーが表示されます。__error__ JSONParserErr __error_details__ Value looks like object, but can't find closing '}' symbol
__error__ JSONParserErr __error_details__ Value looks like object, but can't find closing '}' symbol
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このエラーはクエリーの結果にすぎず、データ関連のエラーではないため、無視できます。(LOG-6808)
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現在、API ドキュメントの
drop
フィールドの説明で、OpenTelemetry
プロトコル (OTLP) 属性がexcluded
ではなくincluded
と誤って記載されています。(LOG-6839).