第3章 イベントシンク
3.1. イベントシンク リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
イベントソースの作成時に、イベントをソースに対して送信するイベントシンクを指定できます。イベントシンクは、他のリソースから受信イベントを受信できる、アドレス指定可能なリソースまたは呼び出し可能なリソースです。Knative サービス、チャネル、ブローカーはすべてイベントシンクの例です。また、特定の Apache Kafka シンクタイプも利用できます。
				アドレス指定可能なオブジェクトは、HTTP 経由で status.address.url フィールドに定義されるアドレスに配信されるイベントを受信し、確認することができます。特別な場合として、コア Kubernetes Service オブジェクトはアドレス指定可能なインターフェイスにも対応します。
			
				呼び出し可能なオブジェクトは、HTTP 経由で配信されるイベントを受信し、そのイベントを変換できます。HTTP 応答で 0 または 1 の新規イベントを返します。返されるイベントは、外部イベントソースからのイベントが処理されるのと同じ方法で処理できます。
			
3.1.1. Knative CLI シンクフラグ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
					Knative (kn) CLI を使用してイベントソースを作成する場合は、--sink フラグを使用して、そのリソースからイベントが送信されるシンクを指定できます。シンクは、他のリソースから受信イベントを受信できる、アドレス指定可能または呼び出し可能な任意のリソースです。
				
					以下の例では、サービスの http://event-display.svc.cluster.local をシンクとして使用するシンクバインディングを作成します。
				
シンクフラグを使用したコマンドの例
kn source binding create bind-heartbeat \ --namespace sinkbinding-example \ --subject "Job:batch/v1:app=heartbeat-cron" \ --sink http://event-display.svc.cluster.local \ --ce-override "sink=bound"
$ kn source binding create bind-heartbeat \
  --namespace sinkbinding-example \
  --subject "Job:batch/v1:app=heartbeat-cron" \
  --sink http://event-display.svc.cluster.local \ 
  --ce-override "sink=bound"
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 http://event-display.svc.cluster.localのsvcは、シンクが Knative サービスであることを判別します。他のデフォルトのシンクの接頭辞には、channelおよびbrokerが含まれます。
					kn のカスタマイズ により、どの CR が Knative (kn) CLI コマンドの --sink フラグと併用できるかを設定できます。