7.5. データベーススキーマの初期化
SonataFlow を PostgreSQL の永続性で使用している場合は、Flyway を有効にするか、Data Definition Language (DDL) スクリプトを使用してデータベーススキーマの更新を手動で適用することで、データベーススキーマを初期化できます。
Flyway は kie-addons-quarkus-flyway ランタイムモジュールで管理されており、デフォルトでは無効になっています。Flyway を有効にするには、以下のいずれかの方法で設定する必要があります。
7.5.1. ワークフロー ConfigMap での Flyway 設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ワークフロー ConfigMap で Flyway を有効化するには、以下のプロパティーを追加します。
ワークフロー ConfigMap で Flyway を有効化する例
7.5.2. ワークフローコンテナーで環境変数を使用した Flyway 設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次の例を使用して、SonataFlow CR の spec.podTemplate.container フィールドに環境変数を追加することで、Flyway を有効化できます。
ワークフローコンテナー環境変数を使用して Flyway を有効化する例
7.5.3. SonataFlowPlatform プロパティーを使用した Flyway 設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
namespace 内のすべてのワークフローに共通の Flyway 設定を適用するには、以下の例に示されている SonataFlowPlatform CR の spec.properties.flow フィールドにプロパティーを追加します。
この設定は、ワークフローのデプロイメント中に適用されます。ワークフローをデプロイする前に Flyway プロパティーが設定されていることを確認します。
SonataFlowPlatform プロパティーを使用して Flyway を有効化する例
7.5.4. DDL スクリプトを使用した手動データベースの初期化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
手動の初期化が必要な場合は、kie.flyway.enabled プロパティーが未設定であるか、明示的に false に設定されていることを確認して、Flyway を無効化する必要があります。
- デフォルトでは、各ワークフローはワークフロー名と同じスキーマ名を使用します。各ワークフローにスキーマの初期化を手動で適用してください。
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SonataFlowカスタムリソース (CR) の永続性設定を使用している場合は、カスタムスキーマ名を指定できます。
手順
- kogito-ddl-9.103.0.redhat-00003-db-scripts.zip ロケーションから DDL スクリプトをダウンロードします。
- ファイルを展開します。
ターゲットである PostgreSQL データベースの root ディレクトリーにある
.sqlファイルを実行します。ファイルがバージョン番号の順序で実行されることを確認してください。以下に例を示します。
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V1.35.0__create_runtime_PostgreSQL.sql -
V10.0.0__add_business_key_PostgreSQL.sql V10.0.1__alter_correlation_PostgreSQL.sql注記ファイルバージョン番号は、OpenShift Serverless Logic Operator のバージョン管理に関連付けられていません。
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