4.11. コントロールプレーンのパラメーターの設定
分離されたスパイン/リーフネットワークのネットワーク詳細の定義には、通常 network_data
ファイルを使用します。コントロールプレーンネットワークは例外で、これはアンダークラウドによって作成されます。ただし、オーバークラウドには、各リーフのコントロールプレーンへのアクセスが必要です。そのためには、いくつかの追加パラメーターを spine-leaf-ctlplane.yaml
ファイルで定義する必要があります。たとえば、以下のスニペットは、Leaf0 上のコントローラーノード用の NIC テンプレートのサンプルの抜粋です。
- type: interface name: nic1 use_dhcp: false dns_servers: get_param: DnsServers addresses: - ip_netmask: list_join: - / - - get_param: ControlPlaneIp - get_param: ControlPlane0SubnetCidr routes: - ip_netmask: 169.254.169.254/32 next_hop: get_param: Leaf0EC2MetadataIp - ip_netmask: 192.168.10.0/24 next_hop: get_param: ControlPlane0DefaultRoute
この場合は、Leaf 0 上の Control Plane ネットワークに対応する IP、サブネット、メタデータ IP、デフォルトルートを定義する必要があります。
手順
-
network-environment.yaml
ファイルを編集します。 parameter_defaults
セクションを以下のように編集します。メインのコントロールプレーンのサブネットへのマッピングを追加します。
parameter_defaults: ... ControlPlaneSubnet: leaf0
各スパイン/リーフ型ネットワーク用のコントロールプレーンのサブネットへのマッピングを追加します。
parameter_defaults: ... Controller0ControlPlaneSubnet: leaf0 Compute0ControlPlaneSubnet: leaf0 Compute1ControlPlaneSubnet: leaf1 Compute2ControlPlaneSubnet: leaf2 CephStorage0ControlPlaneSubnet: leaf0 CephStorage1ControlPlaneSubnet: leaf1 CephStorage2ControlPlaneSubnet: leaf2
各リーフにコントロールプレーンのルートを追加します。
parameter_defaults: ... ControlPlane0DefaultRoute: 192.168.10.1 ControlPlane0SubnetCidr: '24' ControlPlane1DefaultRoute: 192.168.11.1 ControlPlane1SubnetCidr: '24' ControlPlane2DefaultRoute: 192.168.12.1 ControlPlane2SubnetCidr: '24'
デフォルトルートのパラメーターは通常、プロビジョニングサブネットの
gateway
に設定される IP アドレスです。この情報については、undercloud.conf
ファイルを参照してください。EC2 メタデータ IP 用のパラメーターを追加します。
parameter_defaults: ... Leaf0EC2MetadataIp: 192.168.10.1 Leaf1EC2MetadataIp: 192.168.11.1 Leaf2EC2MetadataIp: 192.168.12.1
これらは、EC2 メタデータサービス (169.254.169.254/32) 用のコントロールプレーンを介したルートとして機能します。これは通常、プロビジョニングネットワーク上の各リーフの
gateway
に設定します。
-
spine-leaf-ctlplane.yaml
ファイルを保存します。