第16章 Compute (nova) パラメーター


パラメーター説明

DatabaseSyncTimeout

データベース同期のデフォルトタイムアウト。デフォルト値は 300 です。

EnableConfigPurge

director で生成されていない設定を削除します。アップグレード後に以前の設定が残らないようにするために使用します。デフォルト値は False です。

InstanceNameTemplate

インスタンス名の生成に使用するテンプレートの文字列。デフォルト値は instance-%08x です。

InternalTLSCAFile

内部ネットワーク内のサービスに TLS が使用される場合に使うデフォルト CA 証明書を指定します。デフォルト値は /etc/ipa/ca.crt です。

InternalTLSVncCAFile

VNC TLS に使用する CA 証明書を指定します。デフォルト値は /etc/pki/CA/certs/vnc.crt です。

LibvirtCACert

これは、libvirt 内の TLS に使用する CA 証明書を指定します。このファイルは、libvirt 内のデフォルトの CA パス (/etc/pki/CA/cacert.pem) のシンボリックリンクとなります。libvirt のバックエンドである GNU TLS の制限により、ファイルは 65 K 以下にする必要がある点に注意してください (そのため、システムの CA バンドルは使用できません)。このパラメーターは、デフォルト (内部 TLSCAFile パラメーターがベース) が望ましくない場合に使用すべきです。現在のデフォルトは、TripleO のデフォルト CA (FreeIPA ) を反映しています。内部の TLS が有効化されている場合にのみ使用されます。

LibvirtEnabledPerfEvents

これは、モニターとして使用することのできるパフォーマンスイベントリストです (例: cmt,mbml,mbmt)。ベースには Red Hat Enterprise Linux 7.4 を使用し、libvirt バージョンは 1.3.3 以上であることを確認します。また、通知を有効化し、cmt フラグをサポートする CPU を搭載したハードウェアを使用するようにしてください。

LibvirtTLSPassword

TLS が有効化されている場合の libvirt サービスのパスワード

LibvirtVncCACert

これは、VNC TLS に使用する CA 証明書を指定します。このファイルは、デフォルトの CA パス /etc/pki/libvirt-vnc/ca-cert.pem へのシンボルリンクとなります。このパラメーターは、デフォルト (InternalTLSVncCAFile パラメーターで指定されている) が望ましくない場合に使用すべきです。現在のデフォルトは、TripleO のデフォルト CA である FreeIPA を反映しています。これは、内部の TLS が有効化されている場合にのみ使用されます。

MigrationSshKey

移行用の SSH 鍵。public_key および private_key の鍵を持つディクショナリーが必要です。値は SSH 公開/秘密鍵ファイルと全く同じである必要があります。デフォルト値は {'public_key': '', 'private_key': ''} です。

MigrationSshPort

ssh を介したマイグレーションのターゲットポート。デフォルトは 2022 です。

NeutronMetadataProxySharedSecret

スプーフィングを防ぐための共有シークレット

NeutronPhysnetNUMANodesMapping

物理ネットワーク名 (キー) と NUMA ノード (値) のマッピング (例: NeutronPhysnetNUMANodesMapping: {'foo': [0, 1], 'bar': [1]})。ここで、foo および bar は物理ネットワークの名前で、これに対応する値は関連する numa_nodes のリストです。

NeutronTunnelNUMANodes

すべてのトンネル化ネットワークの NUMA アフィニティーを設定するのに使用します。

NotificationDriver

通知の送信を処理する単一または複数のドライバー。デフォルト値は messagingv2 です。

NovaAutoDisabling

nova-compute が自分自身を無効にするまでに許容される、連続したビルドエラー回数の最大値。デフォルト値は 10 です。

NovaComputeCpuSharedSet

可能な範囲で最適なゲスト仮想 CPU リソースを得るために、物理 CPU コアの一覧または範囲が使用されます (例: libvirt/QEMU のエミュレータースレッド)。たとえば、NovaComputeCpuSharedSet: [4-12,^8,15] は、コア 4 - 12 の範囲 (ただし 8 を除く) およびコア 15 を確保します。

NovaComputeLibvirtType

Libvirt ドメインの種別。デフォルト値は kvm です。

NovaComputeLibvirtVifDriver

ネットワーク用の Libvirt VIF ドライバーの設定

NovaCronArchiveDeleteRowsDestination

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Log destination)。デフォルト値は /var/log/nova/nova-rowsflush.log です。

NovaCronArchiveDeleteRowsHour

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Hour)。デフォルト値は 0 です。

NovaCronArchiveDeleteRowsMaxRows

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Max Rows)。デフォルト値は 100 です。

NovaCronArchiveDeleteRowsMinute

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Minute)。デフォルト値は 1 です。

NovaCronArchiveDeleteRowsMonth

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Month)。デフォルト値は * です。

NovaCronArchiveDeleteRowsMonthday

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Month Day)。デフォルト値は * です。

NovaCronArchiveDeleteRowsPurge

スケジュールされたアーカイブの直後にシャドウテーブルをパージします。デフォルト値は False です。

NovaCronArchiveDeleteRowsUntilComplete

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Until complete)。デフォルト値は True です。

NovaCronArchiveDeleteRowsUser

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (User)。デフォルト値は nova です。

NovaCronArchiveDeleteRowsWeekday

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Week Day)。デフォルト値は * です。

NovaCronDBArchivedHour

cron ジョブが削除されたインスタンスをバックアップ不要な別のテーブルに移動する (Hour)。デフォルト値は 0 です。

NovaCronDBArchivedMinute

cron ジョブが削除されたインスタンスをバックアップ不要な別のテーブルに移動する (Minute)。デフォルト値は 1 です。

NovaCronDBArchivedMonth

cron ジョブが削除されたインスタンスをバックアップ不要な別のテーブルに移動する (Month)。デフォルト値は * です。

NovaCronDBArchivedMonthday

cron ジョブが削除されたインスタンスをバックアップ不要な別のテーブルに移動する (Month Day)。デフォルト値は * です。

NovaCronDBArchivedWeekday

cron ジョブが削除されたインスタンスをバックアップ不要な別のテーブルに移動する (Week Day)。デフォルト値は * です。

NovaCronPurgeShadowTablesAge

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Age)。シャドウテーブルをパージする際の保持ポリシーを、日数単位で定義します。0 は、シャドウテーブル内のその日以前のデータがパージされることを意味します。デフォルト値は 14 です。

NovaCronPurgeShadowTablesAllCells

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (All cells)。デフォルト値は False です。

NovaCronPurgeShadowTablesDestination

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Log destination)。デフォルト値は /var/log/nova/nova-rowspurge.log です。

NovaCronPurgeShadowTablesHour

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Hour)。デフォルト値は 5 です。

NovaCronPurgeShadowTablesMinute

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Minute)。デフォルト値は 0 です。

NovaCronPurgeShadowTablesMonth

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Month)。デフォルト値は * です。

NovaCronPurgeShadowTablesMonthday

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Month Day)。デフォルト値は * です。

NovaCronPurgeShadowTablesUser

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (User)。デフォルト値は nova です。

NovaCronPurgeShadowTablesVerbose

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Verbose)。デフォルト値は False です。

NovaCronPurgeShadowTablesWeekday

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Week Day)。デフォルト値は * です。

NovaDbSyncTimeout

OpenStack Compute (nova) データベースの同期のタイムアウト (秒単位)。デフォルト値は 300 です。

NovaDefaultFloatingPool

Floating IP アドレスのデフォルトプール。デフォルト値は public です。

NovaEnableDBArchive

OpenStack Compute (nova) データベースでソフト削除された行をアーカイブする cron ジョブを作成するかどうか。デフォルト値は True です。

NovaEnableDBPurge

OpenStack Compute (nova) データベースでソフト削除された行をパージする cron ジョブを作成するかどうか。デフォルト値は True です。

NovaIPv6

OpenStack Compute (nova) の IPv6 機能を有効化します。デフォルト値は False です。

NovaLibvirtRxQueueSize

Virtio-net RX キューのサイズ。有効な値は、256、512、1024 です。デフォルト値は 512 です。

NovaLibvirtTxQueueSize

Virtio-net TX キューのサイズ。有効な値は、256、512、1024 です。デフォルト値は 512 です。

NovaLibvirtVolumeUseMultipath

ボリュームのマルチパス接続を有効化するかどうか。デフォルト値は False です。

NovaNfsEnabled

OpenStack Compute (nova) の NFS バックエンドを有効化するかどうか。デフォルト値は False です。

NovaNfsOptions

nova ストレージの NFS マウントオプション (NovaNfsEnabled が true の場合)。デフォルト値は context=system_u:object_r:nfs_t:s0 です。

NovaNfsShare

nova ストレージをマウントするための NFS 共有 (NovaNfsEnabled が true の場合)

NovaOVSBridge

Open vSwitch で使用する統合ブリッジ名。デフォルト値は br-int です。

NovaPCIPassthrough

PCI パススルーのホワイトリストパラメーターの YAML リスト

NovaPassword

OpenStack Compute (nova) サービスとデータベースアカウントのパスワード

NovaPlacementAPIInterface

Placement API に使用するエンドポイントインターフェース。デフォルト値は internal です。

NovaReservedHostMemory

ホストプロセス用に確保されたメモリー。デフォルト値は 4096 です。

NovaResumeGuestsStateOnHostBoot

コンピュートホストのリブート時に実行中のインスタンスを起動するかどうか。デフォルト値は False です。

NovaSchedulerAvailableFilters

OpenStack Compute (nova) がノードのフィルタリングに使用する利用可能なフィルターの一覧

NovaSchedulerDefaultFilters

ノードをフィルタリングするために OpenStack Compute (nova) が使用するフィルターアレイ。OpenStack Compute は、これらのフィルターをリスト順に適用します。フィルタリングのプロセスがより効率的になるように、最も制限の厳しいフィルターを最初に配置します。

NovaSchedulerDiscoverHostsInCellsInterval

この値は、セルに追加された新規ホストの検出をスケジューラーが試みる頻度 (秒単位) です。デフォルト値の -1 は、定期タスクを完全に無効化します。OpenStack Bare Metal (ironic) を使用するデプロイメントには、このパラメーターを設定することを推奨します。デフォルト値は -1 です。

NovaSchedulerMaxAttempts

インスタンスをデプロイする際のスケジューラーの最大試行回数。スケジューリング時の潜在的な競合状態を回避するには、ベアメタルノード数以上に維持する必要があります。デフォルト値は 3 です。

NovaSchedulerWorkers

OpenStack Compute (nova) スケジューラーサービスのワーカー数。デフォルト値は 0 です。

NovaSyncPowerStateInterval

データベースとハイパーバイザー間で電源の状態を同期する間隔。無効にするには -1 に設定します。このパラメーターを 0 に設定すると、デフォルトの間隔で実行します。デフォルト値は 0 です。

NovaVcpuPinSet

仮想マシンプロセス用に確保する物理 CPU の一覧または範囲。たとえば、NovaVcpuPinSet: [4-12,^8] は、コア 4 - 12 の範囲 (ただし 8 を除く) を確保します。

NovaWorkers

Compute の Conductor サービスのワーカー数。デフォルト値は 0 です。ワーカー数が多いと、システムのプロセス数も増え、メモリーを過剰消費してしまう点に注意してください。

StackUpdateType

StackAction が UPDATE の場合に UPGRADE と UPDATE のケースを区別するための更新のタイプ (両方とも同じ stack アクション)。

UpgradeLevelNovaCompute

OpenStack Compute アップグレードレベル。デフォルト値は auto です。

UseTLSTransportForVnc

true に設定されて、EnableInternalTLS が有効化されている場合には、libvirt VNC の TLS トランスポートが有効となり、libvirt の関連するキーが設定されます。デフォルト値は True です。

VerifyGlanceSignatures

イメージの署名を検証するかどうか。デフォルト値は False です。

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