第15章 Networking (neutron) パラメーター


パラメーター説明

DatabaseSyncTimeout

データベース同期のデフォルトタイムアウト。デフォルト値は 300 です。

DhcpAgentNotification

DHCP エージェントの通知を有効化します。デフォルト値は True です。

EnableConfigPurge

director で生成されていない設定を削除します。アップグレード後に以前の設定が残らないようにするために使用します。デフォルト値は False です。

EnableVLANTransparency

True の場合には、プラグインが VLAN トランスペアレントネットワークの作成に対応していれば、そのタイプのネットワークの作成を許可します。デフォルト値は False です。

InternalTLSCAFile

内部ネットワーク内のサービスに TLS が使用される場合に使うデフォルト CA 証明書を指定します。デフォルト値は /etc/ipa/ca.crt です。

NeutronAgentExtensions

OpenStack Networking (neutron) エージェント用に有効化されている拡張機能のコンマ区切りリスト。デフォルト値は qos です。

NeutronAllowL3AgentFailover

自動の l3-agent フェイルオーバーを許可します。デフォルト値は True です。

NeutronBridgeMappings

使用する論理/物理間のブリッジマッピング。デフォルト設定 (datacentre:br-ex) では、br-ex (ホスト上の外部ブリッジ) をプロバイダーネットワークが使用可能な物理名 datacentre にマッピングします (例: デフォルトのフローティングネットワーク)。これを変更する場合には、別のインストール後のネットワークスクリプトを使用するか、マッピングネットワーク名として datacentre を保持するようにしてください。

NeutronCorePlugin

ネットワークのコアプラグイン。この値は、neutron.core_plugins の名前空間から読み込まれるエントリーポイントである必要があります。デフォルト値は ml2 です。

NeutronDBSyncExtraParams

neutron-db-manage upgrade head コマンドに追記する追加のコマンドラインパラメーターの文字列

NeutronDhcpAgentDnsmasqDnsServers

dnsmasq フォワーダーとして使用するサーバーの一覧

NeutronDhcpAgentsPerNetwork

ネットワークごとにスケジュールする DHCP エージェントの数。デフォルト値は 0 です。

NeutronDnsDomain

ホスト名の構築に使用するドメイン。デフォルト値は openstacklocal です。

NeutronEnableARPResponder

OVS Agent の ARP レスポンダー機能を有効化します。デフォルト値は False です。

NeutronEnableDVR

分散仮想ルーター (DVR: Distributed Virtual Router) を有効化します。デフォルト値は False です。

NeutronEnableForceMetadata

True の場合には、DHCP は常に仮想マシンにメタデータをルーティングします。デフォルト値は False です。

NeutronEnableInternalDNS

True の場合には、仮想マシン間の名前解決を提供する内部の OpenStack Networking (neutron) DNS サーバーを有効にします。NeutronDhcpAgentDnsmasqDnsServers が設定されている場合には、このパラメーターは無効です。デフォルト値は False です。

NeutronEnableIsolatedMetadata

True の場合には、DHCP は常に分離ネット上でメタデータのサポートを許可します。デフォルト値は False です。

NeutronEnableL2Pop

OpenStack Networking (neutron) エージェントの L2 Population 機能を有効化/無効化します。デフォルト値は False です。

NeutronEnableMetadataNetwork

True の場合には、DHCP はメタデータネットワークを提供します。このパラメーターを True に指定するには、NeutronEnableIsolatedMetadata または NeutronEnableForceMetadata のいずれかのパラメーターが True である必要もあります。デフォルト値は False です。

NeutronExternalNetworkBridge

外部ネットワークトラフィックに使用するブリッジ数。通常 L2 エージェントは外部ブリッジに接続されるポートを処理するのでパラメーターは設定するべきではありません。

NeutronFirewallDriver

OpenStack Networking (neutron) のセキュリティーグループ機能を有効にするためのファイアウォールドライバー。デフォルト値は iptables_hybrid です。

NeutronFlatNetworks

フラットネットワーク名がプラグインで設定されるように指定します。デフォルト値は datacentre です。

NeutronGlobalPhysnetMtu

下層の物理ネットワークの MTU。OpenStack Networking (neutron) はこの値を使用して、全仮想ネットワークのコンポーネントの MTU を算出します。フラットネットワークおよび VLAN ネットワークの場合は、OpenStack Netowrking はこの値を変更せずに使用します。VXLAN などのオーバーレイネットワークの場合は、OpenStack Networking は自動的にこの値からオーバーレイプロトコルのオーバーヘッドを除算します。デフォルト値は 1500 です。

NeutronInterfaceDriver

OpenStack Networking (neutron) DHCP エージェントインターフェースドライバー。デフォルト値は neutron.agent.linux.interface.OVSInterfaceDriver です。

NeutronL3AgentMode

L3 エージェントのエージェントモード。legacy または dvr_snat のいずれかを指定する必要があります。デフォルト値は legacy です。

NeutronML2PhysicalNetworkMtus

物理ネットワークと MTU 値のマッピング一覧。マッピングのフォーマットは <physnet>:<mtu val> です。このマッピングにより、ML2 プラグインのデフォルト segment_mtu 値とは異なる物理ネットワーク MTU 値を指定し、特定のネットワークについて global_physnet_mtu からの値を上書きすることができます。

NeutronMechanismDrivers

テナントネットワークのメカニズムドライバー。デフォルト値は openvswitch です。

NeutronMetadataProxySharedSecret

スプーフィングを防ぐための共有シークレット

NeutronNetworkType

テナントネットワークの種別。デフォルト値は vxlan です。

NeutronNetworkVLANRanges

サポートされる OpenStack Networking (neutron) ML2 および Open vSwitch VLAN マッピングの範囲。デフォルトでは、物理ネットワーク「datacentre」上の VLAN を許可するように設定されています (NeutronBridgeMappings を参照)。デフォルト値は datacentre:1:1000 です。

NeutronOVSFirewallDriver

セキュリティーグループの実装に使用するファイアウォールドライバーのクラス名を設定します。指定可能な値は、システム構成により異なります (例: noopopenvswitchiptables_hybrid )。デフォルト値である空の文字列を指定すると、デフォルトでサポートされている構成となります。

NeutronOVSTunnelCsum

発信 IP パケットを転送する GRE/VXLAN トンネルのトンネルヘッダーチェックサムを設定または設定を削除します。デフォルト値は False です。

NeutronOverlayIPVersion

全オーバーレイネットワークエンドポイントに使用されるIP バージョン。デフォルト値は 4 です。

NeutronOvsIntegrationBridge

使用する Open vSwitch ブリッジの名前

NeutronPassword

OpenStack Networking (neutron) サービスとデータベースアカウントのパスワード

NeutronPluginExtensions

有効な拡張プラグインのコンマ区切りリスト。デフォルト値は qos,port_security です。

NeutronPortQuota

テナントごとに許容できるポート数。負の値は無制限を意味します。デフォルト値は 500 です。

NeutronRpcWorkers

OpenStack Networking (neutron) サービスの RPC ワーカー数を設定します。このパラメーターを指定しないと、NeutronWorkers の値が用いられます。それも指定されていない場合には、デフォルト値は未設定のままとなり、システムに依存したデフォルトが選択されます (通常は 1)。

NeutronServicePlugins

サービスプラグインのエントリーポイントのコンマ区切りリスト。デフォルト値は router,qos,trunk です。

NeutronTunnelIdRanges

テナントネットワークの割り当てに使用できる GRE トンネリング ID の範囲を列挙した <tun_min>:<tun_max> タプルのコンマ区切りリスト。デフォルト値は ['1:4094'] です。

NeutronTunnelTypes

テナントネットワークのトンネル種別。デフォルト値は vxlan です。

NeutronTypeDrivers

読み込むネットワーク種別ドライバーのエントリーポイントのコンマ区切りリスト。デフォルト値は vxlan,vlan,flat,gre です。

NeutronVniRanges

テナントネットワークの割り当てに使用できる VXLAN VNI ID の範囲を列挙した <vni_min>:<vni_max> タプルのコンマ区切りリスト。デフォルト値は ['1:4094'] です。

NeutronWorkers

OpenStack Networking サービスの API および RPC ワーカー数を設定します。デフォルト値は、ノードにある CPU コア数と同じ数値です。ワーカー数が多いと、システムのプロセス数も増え、メモリーを過剰消費してしまう点に注意してください。CPU コア数が多いシステムでは、デフォルト以外の適切な値を選択することを推奨します。

NotificationDriver

通知の送信を処理する単一または複数のドライバー。デフォルト値は messagingv2 です。

OvsHwOffload

OVS ハードウェアオフロードを有効化します。この機能は、OVS 2.8.0 からサポートされています。デフォルト値は False です。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.