4.2. Ceph 用 CPU/メモリーリソースの確保
以下の手順で、Ceph 用に CPU/メモリーリソースを確保する方法について説明します。
手順
/home/stack/templates/storage-container-config.yaml
のパラメーターis_hci
を「true」に設定します。parameter_defaults: CephAnsibleExtraConfig: is_hci: true
この設定により、
ceph-ansible
は Ceph 用のメモリーリソースを確保することができ、HCI デプロイメントのosd_memory_target
パラメーター設定を自動的に調整することで、Ceph OSD によるメモリー増大を低減することができます。警告Red Hat では、
ceph_osd_docker_memory_limit
パラメーターを直接上書きすることは推奨しません。注記FileStore または BlueStore どちらのバックエンドが使用されていても、ceph-ansible 3.2 では、
ceph_osd_docker_memory_limit
は Ansible の検出したホストの最大メモリーに自動的に設定されます。(オプション) デフォルトでは、
ceph-ansible
は Ceph OSD ごとに 1 つの仮想 CPU を確保します。Ceph OSD ごとに複数の CPU が必要な場合には、以下の設定を/home/stack/templates/storage-container-config.yaml
に追加し、ceph_osd_docker_cpu_limit
を必要な CPU 上限に設定します。parameter_defaults: CephAnsibleExtraConfig: ceph_osd_docker_cpu_limit: 2
ハードウェアおよびワークロードに基づいて CPU リソースを調整する方法の詳細は、『Red Hat Ceph Storage Hardware Selection Guide』を参照してください。