第16章 Networking (neutron) パラメーター


パラメーター説明

DhcpAgentNotification

DHCP エージェントの通知を有効にします。デフォルト値は True です。

EnableVLANTransparency

True の場合には、プラグインが VLAN トランスペアレントネットワークの作成に対応していれば、そのタイプのネットワークの作成を許可します。デフォルト値は False です。

L2gwAgentEnableManager

OVSDB サーバーにより接続を開始することができます。デフォルト値は False です。

L2gwAgentManagerTableListeningPort

L2 ゲートウェイエージェントのポート番号。これにより、エージェントがリッスンできるようにします。デフォルト値は 6632 です。

L2gwAgentMaxConnectionRetries

L2 ゲートウェイエージェントが OVSDB サーバーへの接続をリトライする回数。デフォルト値は 10 です。

L2gwAgentOvsdbHosts

L2 ゲートウェイエージェント OVSDB サーバーの一覧

L2gwAgentPeriodicInterval

L2 ゲートウェイエージェントは、OVSDB サーバーとの接続状態を確認します。間隔は確認から次の確認までの秒数です。デフォルト値は 20 です。

L2gwAgentSocketTimeout

ソケットのタイムアウト。デフォルト値は 30 です。

L2gwServiceDefaultDeviceName

L2 ゲートウェイのデフォルトデバイス名。デフォルト値は Switch1 です。

L2gwServiceDefaultInterfaceName

L2 ゲートウェイのデフォルトインターフェース名。デフォルト値は FortyGigE1/0/1 です。

L2gwServicePeriodicMonitoringInterval

プラグインが監視データを更新する定期的な間隔。デフォルト値は 5 です。

L2gwServiceProvider

L2 ゲートウェイのサービスプロバイダーとして使用するバックエンド。デフォルト値は ['L2GW:l2gw:networking_l2gw.services.l2gateway.service_drivers.L2gwDriver:default'] です。

L2gwServiceQuotaL2Gateway

L2 ゲートウェイのクォータ。デフォルト値は 5 です。

NeutronAllowL3AgentFailover

自動の l3-agent フェイルオーバーを許可します。デフォルト値は True です。

NeutronApiOptEnvVars

オプションの環境変数の一覧

NeutronApiOptVolumes

マウントされるオプションのボリュームの一覧

NeutronBridgeMappings

使用する論理ブリッジから物理ブリッジへのマッピング。デフォルト設定 (datacentre:br-ex) では、br-ex (ホスト上の外部ブリッジ) をプロバイダーネットワークが使用可能な物理名 datacentre にマッピングします (例: デフォルトのフローティングネットワーク)。これを変更する場合には、別のインストール後のネットワークスクリプトを使用するか、マッピングネットワーク名として datacentre を保持するようにしてください。デフォルト値は datacentre:br-ex です。

NeutronCorePlugin

ネットワークのコアプラグイン。この値は、neutron.core_plugins の名前空間から読み込まれるエントリーポイントでなければなりません。デフォルト値は ml2 です。

NeutronDBSyncExtraParams

neutron-db-manage upgrade head コマンドに追記する追加のコマンドラインパラメーターの文字列

NeutronDhcpAgentsPerNetwork

ネットワークごとにスケジュールする DHCP エージェントの数。デフォルト値は 0 です。

NeutronDnsDomain

ホスト名の構築に使用するドメイン。デフォルト値は openstacklocal です。

NeutronEnableDVR

分散仮想ルーター (DVR: Distributed Virtual Router) を有効にします。

NeutronEnableL2Pop

OpenStack Networking (neutron) エージェントの L2 Population 機能を有効化/無効化します。デフォルト値は False です。

NeutronFirewallDriver

OpenStack Networking (neutron) のセキュリティーグループ機能を有効にするためのファイアウォールドライバー。デフォルト値は iptables_hybrid です。

NeutronFlatNetworks

フラットネットワーク名がプラグインで設定されるように指定します。デフォルト値は datacentre です。

NeutronGeneveMaxHeaderSize

Geneve カプセル化ヘッダーのサイズ。デフォルト値は 38 です。

NeutronGlobalPhysnetMtu

下層の物理ネットワークの MTU。OpenStack Networking (neutron) はこの値を使用して、全仮想ネットワークのコンポーネントの MTU を算出します。フラットネットワークおよび VLAN ネットワークの場合は、OpenStack Netowrking はこの値を変更せずに使用します。VXLAN などのオーバーレイネットワークの場合は、OpenStack Networking は自動的にこの値からオーバーレイプロトコルのオーバーヘッドを除算します。デフォルト値は 0 です。

NeutronLinuxbridgeFirewallDriver

セキュリティーグループの実装に使用するファイアウォールドライバーのクラス名を設定します。指定可能な値は、システム構成により異なります。デフォルト値である空の文字列を指定すると、デフォルトでサポートされている構成となります。

NeutronML2PhysicalNetworkMtus

物理ネットワークと MTU 値のマッピング一覧。マッピングのフォーマットは <physnet>:<mtu val> です。このマッピングにより、ML2 プラグインのデフォルト segment_mtu 値とは異なる物理ネットワーク MTU 値を指定し、特定のネットワークについて global_physnet_mtu からの値を上書きすることができます。

NeutronMechanismDrivers

OpenStack Networking (neutron) テナントネットワークのメカニズムドライバー。デフォルト値は ovn です。

NeutronMetadataProxySharedSecret

スプーフィングを防ぐための共有シークレット

NeutronNetworkType

OpenStack Networking (neutron) のテナントネットワークタイプ。デフォルト値は geneve です。

NeutronNetworkVLANRanges

サポートされる OpenStack Networking (neutron) ML2 および Open vSwitch VLAN マッピングの範囲。デフォルトでは、物理ネットワーク「datacentre」上の VLAN を許可するように設定されています (NeutronBridgeMappings を参照)。デフォルト値は datacentre:1:1000 です。

NeutronOverlayIPVersion

全オーバーレイネットワークエンドポイントに使用される IP バージョン。デフォルト値は 4 です。

NeutronOvsIntegrationBridge

使用する Open vSwitch ブリッジの名前

NeutronPassword

OpenStack Networking (neutron) サービスおよびデータベースアカウントのパスワード

NeutronPluginExtensions

有効な拡張プラグインのコンマ区切りリスト。デフォルト値は qos,port_security です。

NeutronPluginMl2PuppetTags

puppet での設定ファイルを生成するのに使用される puppet リソースタグ名。デフォルト値は neutron_plugin_ml2 です。

NeutronPortQuota

テナントごとに許容できるポート数。負の値は無制限を意味します。デフォルト値は 500 です。

NeutronRpcWorkers

OpenStack Networking (neutron) サービスの RPC ワーカー数を設定します。このパラメーターを指定しないと、NeutronWorkers の値が用いられます。それも指定されていない場合には、デフォルト値は未設定のままとなり、システムに依存したデフォルトが選択されます (通常は 1)。

NeutronServicePlugins

サービスプラグインのエントリーポイントのコンマ区切りリスト。デフォルト値は qos,ovn-router,trunk です。

NeutronSriovAgentExtensions

Neutron SR-IOV エージェント用に有効にした拡張機能のコンマ区切りリスト

NeutronTunnelIdRanges

テナントネットワークの割り当てに使用できる GRE トンネリング ID の範囲を列挙した <tun_min>:<tun_max> タプルのコンマ区切りリスト。デフォルト値は ['1:4094'] です。

NeutronTunnelTypes

OpenStack Networking (neutron) テナントネットワークのトンネルタイプ。デフォルト値は vxlan です。

NeutronTypeDrivers

読み込むネットワーク種別ドライバーのエントリーポイントのコンマ区切りリスト。デフォルト値は geneve,vlan,flat です。

NeutronVhostuserSocketDir

OVS 向けの vhost-user ソケットディレクトリー

NeutronVniRanges

テナントネットワークの割り当てに使用できる VXLAN VNI ID の範囲を列挙した <vni_min>:<vni_max> タプルのコンマ区切りリスト。デフォルト値は ['1:65536'] です。

NeutronWorkers

OpenStack Networking サービスの API および RPC ワーカー数を設定します。ワーカー数が多いと、システムのプロセス数も増え、メモリーを過剰消費してしまう点に注意してください。CPU コア数が多いシステムでは、デフォルト以外の適切な値を選択することを推奨します。0 の場合は、OpenStack の内部デフォルト値 (ノードにある CPU コア数) に設定されます。

NotificationDriver

通知の送信を処理する単一または複数のドライバー。デフォルト値は messagingv2 です。

OVNCMSOptions

OVS データベースで設定する CMS オプション

OVNDbConnectionTimeout

OVSDB 接続トランザクションのタイムアウト (秒単位)。デフォルト値は 180 です。

OVNDnsServers

DNS フォワーダーとして使用するサーバーの一覧

OVNEnableHaproxyDockerWrapper

haproxy が別のコンテナーで起動するように、ラッパースクリプトを生成します。デフォルト値は True です。

OVNIntegrationBridge

OVN Controller が統合ブリッジとして使用する OVS ブリッジ名。デフォルト値は br-int です。

OVNMetadataEnabled

Metadata サービスを有効にする必要があるかどうかを定義します。デフォルト値は True です。

OVNNeutronSyncMode

OpenStack Networking (neutron) データベースと OVN データベースの同期モード。デフォルト値は log です。

OVNNorthboundServerPort

OVN Northbound DB サーバーのポート。デフォルト値は 6641 です。

OVNOpenflowProbeInterval

OpenvSwitch 統合ブリッジへの OpenFlow 接続の停止状態検出間隔 (秒単位)。デフォルト値は 60 です。

OVNQosDriver

OpenStack Networking (neutron) QOS サービスプラグイン用 OVN 通知ドライバー。デフォルト値は ovn-qos です。

OVNRemoteProbeInterval

検出間隔 (ミリ秒単位)。デフォルト値は 60000 です。

OVNSouthboundServerPort

OVN Southbound DB サーバーのポート。デフォルト値は 6642 です。

OVNVifType

ポートに使用する VIF の種別。デフォルト値は ovs です。

OvsHwOffload

OVS ハードウェアオフロードを有効にします。この機能は、OVS 2.8.0 からサポートされています。デフォルト値は False です。

PhysicalInterfaceMapping

物理ネットワーク名をエージェントのノード固有の物理ネットワークインターフェースにマッピングする、<physical_network>:<physical_interface> タプルのリスト。デフォルトは空のリストです。

TenantNetPhysnetMtu

下層の物理ネットワークの MTU。OpenStack Networking (neutron) はこの値を使用して、全仮想ネットワークのコンポーネントの MTU を算出します。フラットネットワークおよび VLAN ネットワークの場合は、OpenStack Netowrking (neutron) はこの値を変更せずに使用します。VXLAN などのオーバーレイネットワークの場合は、OpenStack Networking (neutron) は自動的にこの値からオーバーレイプロトコルのオーバーヘッドを除算します。(network_data.yaml の Tenant ネットワークの MTU 設定で、このパラメーターを制御します)デフォルト値は 1500 です。

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