2.5. コントロールプレーンノードのバックアップの作成
コントロールプレーンノードのバックアップを作成するには、openstack overcloud backup コマンドを使用します。その後、ノードが破損したりアクセスできなくなったりした場合に備えて、バックアップを使用して、コントロールプレーンノードを以前の状態に復元できます。コントロールプレーンのバックアップには、コントロールプレーンノードで実行されるデータベースのバックアップが含まれます。
コントロールプレーンノードをバックアップする前に、各コントロールプレーンノードを停止し、ファイルシステムが破損していることを確認します。たとえば、コントロールプレーンノードのディスク破損により、ノードのバックアップが実行されなくなります。
前提条件
- バックアップノードに NFS または SFTP サーバーがインストールおよび設定されている。新しい NFS サーバーの作成方法は 「バックアップノードへの NFS サーバーのインストールと設定」 を参照してください。
- コントロールプレーンノードに ReaR がインストールされている。詳細は、「コントロールプレーンノードへの ReaR のインストール」 を参照してください。
- ネットワークインターフェイスに OVS ブリッジを使用する場合は、OVS インターフェイスを設定している。詳細は、「バックアップ用の Open vSwitch (OVS) インターフェイスの設定」 を参照してください。
手順
各コントロールプレーンノードで
config-driveパーティションを見つけます。[stack@undercloud ~]$ lsblk NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT vda 253:0 0 55G 0 disk ├─vda1 253:1 0 1M 0 part1 ├─vda2 253:2 0 100M 0 part /boot/efi └─vda3 253:3 0 54.9G 0 part /- 1
config-driveパーティションは、マウントされていない 1M パーティションです。
各コントロールプレーンノードで、各ノードの
config-driveパーティションをrootユーザーとしてバックアップします。[root@controller-x ~]# dd if=<config_drive_partition> of=/mnt/config-drive<config_drive_partition>を、手順 1 で見つけたconfig-driveパーティションの名前に置き換えます。アンダークラウドノードにおいて、source コマンドでアンダークラウドの認証情報を読み込みます。
[stack@undercloud ~]$ source stackrc事前に実行していない場合は、
tripleo-ansible-inventoryコマンドを使用して、すべてのオーバークラウドノードのホストおよび変数が含まれる静的なインベントリーファイルを生成します。(undercloud) [stack@undercloud ~]$ tripleo-ansible-inventory \ --ansible_ssh_user heat-admin \ --static-yaml-inventory /home/stack/tripleo-inventory.yamlコントロールプレーンノードのバックアップを作成します。
(undercloud) [stack@undercloud ~]$ openstack overcloud backup --inventory /home/stack/tripleo-inventory.yamlバックアッププロセスは、環境へのサービスを中断することなく、各コントロールプレーンノードで順番に実行されます。