2.3. コンピュート
Red Hat OpenStack Platform 8 では、Compute サービスに重要な新機能がいくつか含まれています。
- サーバーの管理者パスワードを変更する nova set-password server コマンドが利用できるようになりました。
- libvirt ドライバーが強化され、インスタンスに対して virtio-net マルチキュー が有効になりました。この機能をオンにすると、ワークロードが vCPU 間でスケーリングされるため、ネットワークパフォーマンスが向上します。
- Ceph RBD (RADOS ブロックデバイス)ストレージを使用する場合のディスク QoS (Quality of Service)。たとえば、連続した読み取りまたは書き込み制限や、ゲストに許可される合計 IOPS または帯域幅を設定できます。
- 外部高可用性ソリューションの Mark host down API:この API により、外部ツールはコンピュートノード障害を Compute サービスに通知できるため、インスタンスの回復性が向上します。