第6章 プロセスインスタンスの移行
プロセスインスタンス移行 (PIM) は、ユーザーインターフェイスとバックエンドを含むスタンドアロンのサービス (テクノロジープレビュー) で、Thorntail uber JAR としてパッケージされます。プロセスインスタンスの移行サービスを使用して、2 つの異なるプロセス定義間の移行を定義できます。これは移行プランと呼ばれます。特定の Process Server で実行中のプロセスインスタンスに対して、この移行プランを適用できます。
PIM サービスの詳細は、KIE (Drools, OptaPlanner and jBPM ) の Process Instance Migration Service を参照してください。
6.1. プロセスインスタンスの移行サービスのインストール
プロセスインスタンス移行 (PIM) サービスを使用して、移行プランを作成、エクスポート、実行します。PIM サービスは、GitHub リポジトリー経由で提供されます。PIM サービスをインストールするには、GitHub リポジトリーのクローンを作成してから、サービスを実行して、Web ブラウザーにアクセスします。
前提条件
- バックアップを作成した Red Hat Process Automation Manager 開発環境でプロセスを定義している。
手順
-
Red Hat Process Automation Manager 7.
6 の Software Downloads ページから rhpam-7.6.0-add-ons.zip ファイルをダウンロードします
。 - ダウンロードしたアーカイブを展開します。
-
アドオンアーカイブから
rhpam-7.6.0-process-migration-service-standalone.jar
ファイルを、任意の場所に移動します。 その場所で、以下のような kieserver および Thorntail の設定を含む YAML ファイルを作成します。
thorntail: deployment: process-migration.war: jaxrs: application-path: /rest web: login-config: auth-method: BASIC security-domain: pim security-constraints: - url-pattern: /* roles: [ admin ] - url-pattern: /health/* datasources: data-sources: pimDS: driver-name: h2 connection-url: jdbc:h2:mem:test;DB_CLOSE_DELAY=-1;DB_CLOSE_ON_EXIT=FALSE user-name: DS_USERNAME password: DS_PASSWORD security: security-domains: pim: classic-authentication: login-modules: UsersRoles: code: UsersRoles flag: required module-options: usersProperties: application-users.properties rolesProperties: application-roles.properties kieservers: - host: http://localhost:8080/kie-server/services/rest/server username: KIESERVER_USERNAME password: KIESERVER_PASSWORD - host: http://localhost:8280/kie-server/services/rest/server username: KIESERVER_USERNAME password: KIESERVER_PASSWORD1
PIM サービスを開始します。
$ java -jar rhpam-7.6.0-process-migration-service-standalone.jar -s./config.yml
Thorntail による JDBC ドライバーの自動検出を有効にするには、JDBC ドライバー名の
JAR
ファイルをthorntail.classpath
システムプロパティーに追加します。以下に例を示します。$ java -Dthorntail.classpath=./h2-1.4.200.jar -jar rhpam-7.6.0-process-migration-service-standalone.jar -s ./config.yml
注記h2
JDBC ドライバーはデフォルトで含まれています。異なる JDBC ドライバーを使用して、異なる外部データベースに接続できます。-
PIM サービスを起動して実行後に、Web ブラウザーに
http://localhost:8080
と入力します。