1.2. コンテンツ配信
Red Hat Quay のコンテンツ配布機能には次のものが含まれます。
- リポジトリーのミラーリング
- Red Hat Quay リポジトリーのミラーリングを使用すると、Red Hat Quay および他のコンテナーレジストリー (JFrog Artifactory、Harbor、Sonatype Nexus Repository など) からのイメージを Red Hat Quay クラスターにミラーリングできます。リポジトリーミラーリングを使用すると、リポジトリー名とタグに基づいてイメージを Red Hat Quay に同期できます。
- Geo レプリケーション
- Red Hat Quay の geo レプリケーションを使用すると、地理的に分散した複数の Red Hat Quay デプロイメントを、クライアントまたはユーザーの観点から単一のレジストリーとして機能させることができます。グローバルに分散された Red Hat Quay のセットアップにおいて、プッシュとプルのパフォーマンスが大幅に向上します。イメージデータはバックグラウンドで非同期的に複製され、クライアントには透過的なフェイルオーバー/リダイレクトが行われます。
- 切断された環境またはエアギャップ環境でのデプロイメント
Red Hat Quay は、次のいずれか 2 つの方法で、切断された環境にデプロイできます。
- Red Hat Quay と Clair はインターネットに接続されており、エアギャップされた OpenShift Container Platform クラスターは、ファイアウォールのホワイトリストに明示的に登録したホールを介して Red Hat Quay レジストリーにアクセスします。
- 2 つの独立した Red Hat Quay および Clair インストールを使用します。1 つのインストールはインターネットに接続されており、もう 1 つは切断された環境またはファイアウォールで囲まれた環境内にあります。イメージおよび脆弱性データは、オフラインメディアを使用して、接続環境から切断環境に手動で転送されます。