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8.7. スナップショットバックアップの実行

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Pulp および PostgreSQL ディレクトリーの論理ボリュームマネージャー (LVM) スナップショットを使用するスナップショットバックアップを実行できます。LVM スナップショットからバックアップを作成すると、一貫性のないバックアップのリスクが軽減されます。

スナップショットバックアップ方法は、完全なオフラインバックアップよりも速いため、Satellite のダウンタイムが短縮されます。

使用方法を表示するには、以下のコマンドを入力します。

satellite-maintain backup snapshot -h
警告

Satellite Server および Capsule Server の他のユーザーにすべての変更を保存するよう指示して、バックアップ中は Satellite サービスが利用できないことを警告してください。バックアップと同じ時間に他のタスクがスケジュールされていないことを確認してください。

前提条件

  • システムがスナップショットするディレクトリーに LVM を使用していること (/var/lib/pulp/ および /var/opt/rh/rh-postgresql12/lib/pgsql)。
  • 関連ボリュームグループ (VG) の空きディスク領域が、スナップショットのサイズの 3 倍あること。正確には、VG には新規スナップショットを受け入れるために十分な、メンバーの論理ボリューム (LV) に予約されていない領域が必要になります。また、LV のいずれかには、バックアップディレクトリー用の十分な空き領域が必要になります。
  • ターゲットのバックアップディレクトリーが、スナップショットを作成するディレクトリー以外の LV にあること。

手順

  • スナップショットバックアップを実行するには、satellite-maintain backup snapshot コマンドを入力します。

    # satellite-maintain backup snapshot /var/backup_directory

satellite-maintain backup snapshot コマンドは、サービスがアクティブな際にスナップショットを作成し、バックアップに影響を与える可能性があるすべてのサービスを停止します。これにより、メンテナンスの時間が短縮されます。バックアップが正常に実行されると、全サービスが再起動され、LVM スナップショットが削除されます。

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