13.2. カスタムファイルタイプリポジトリーのリモートソースの作成


Pulp Manifest を使用して、Satellite Server の外部にあるファイルのディレクトリーから、カスタムファイルタイプリポジトリーソースを作成します。その後、HTTP または HTTPS を介してファイルを Satellite Server のリポジトリーに同期し、カスタムファイルタイプのコンテンツを他のコンテンツタイプと同様に管理できます。

以下の手順を使用して、リモートサーバーのディレクトリーにリポジトリーを設定します。Satellite Server がインストールされているベースシステムのディレクトリーにファイルタイプリポジトリーを作成するには、「カスタムファイルタイプリポジトリーのローカルソースの作成」 を参照してください。

前提条件

  • Satellite または Red Hat CDN に登録された Red Hat Enterprise Linux 8 を実行するサーバーがあります。
  • サーバーには、Red Hat Enterprise Linux Server および Red Hat Satellite Utils リポジトリーへのエンタイトルメントがあります。
  • HTTP サーバーがインストールされている。Web サーバーの設定は、さまざまな種類のサーバーのデプロイメントApache HTTP Web サーバーのセットアップ を参照してください。

手順

  1. サーバーで、適切なリポジトリーが有効になっていることを確認します。

    # subscription-manager repos \
    --enable=rhel-8-for-x86_64-appstream-rpms \
    --enable=rhel-8-for-x86_64-baseos-rpms \
    --enable=satellite-utils-6.12-for-rhel-8-x86_64-rpms
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  2. satellite-utils モジュールを有効にします。

    # dnf module enable satellite-utils
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  3. Pulp マニフェストパッケージをインストールします。

    # dnf install python39-pulp_manifest
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  4. HTTP サーバーのパブリックフォルダーのファイルタイプリポジトリーとして使用するディレクトリーを作成します。

    # mkdir /var/www/html/pub/my_file_repo
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  5. ディレクトリーにファイルを追加して、テストファイルを作成します。

    # touch /var/www/html/pub/my_file_repo/test.txt
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  6. Pulp Manifest コマンドを入力して、マニフェストを作成します。

    # pulp-manifest /var/www/html/pub/my_file_repo
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  7. マニフェストが作成されたことを確認します。

    # ls /var/www/html/pub/my_file_repo
    PULP_MANIFEST test.txt
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これで、リモートソースをカスタムファイルタイプリポジトリーとしてインポートできるようになりました。ディレクトリーへのパスを使用して、http://satellite.example.com/my_file_repo などの アップストリーム URL を指定します。詳細は、「カスタムファイルタイプリポジトリーの作成」 を参照してください。

ディレクトリーの内容を更新する場合は、Pulp Manifest を再実行し、Satellite でリポジトリーを同期します。詳細は、「リポジトリーの同期」 を参照してください。

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