第5章 PXE を使用したホストのプロビジョニング
次のいずれかの方法を使用して、Satellite でベアメタルインスタンスをプロビジョニングできます。
- 無人プロビジョニング
- 新規ホストは MAC アドレスで特定され、Satellite Server は PXE ブートプロセスを使用してホストをプロビジョニングします。
- Discovery を使用した無人プロビジョニング
- 新規ホストは PXE ブートを使用して Satellite Discovery サービスをロードします。このサービスはホストのハードウェア情報を特定し、ホストをプロビジョニング可能なホストとしてリスト表示します。詳細は、7章Discovery サービスの設定 を参照してください。
- PXE なしのプロビジョニング
- 新しいホストには、Satellite Server が生成するブートディスクイメージがプロビジョニングされます。
BIOS および UEFI サポート
Red Hat Satellite では、BIOS および UEFI ベースの PXE プロビジョニングの両方を実行できます。BIOS と UEFI の両方のインターフェイスは、コンピューターのオペレーティングシステムとファームウェア間のインタープリターとして機能し、起動時にハードウェアコンポーネントを初期化し、オペレーティングシステムを起動します。
PXE ローダー
Satellite のプロビジョニングでは、PXE ローダーオプションが、プロビジョニング時に使用する DHCP の filename オプションを定義します。
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BIOS システムの場合、PXELinux BIOS オプションを使用して、プロビジョニングされたホストが TFTP 経由で
pxelinux.0ファイルをダウンロードできるようにします。 -
UEFI システムの場合は、PXEGrub2 UEFI オプションを使用して TFTP クライアントが
grub2/grubx64.efiファイルをダウンロードできるようにするか、PXEGrub2 UEFI HTTP オプションを使用して UEFI HTTP クライアントが HTTP ブート機能を備え Capsule からgrubx64.efiをダウンロードできるようにします。
サポート対象のワークフローに関する詳細は、Supported architectures and provisioning scenarios を参照してください。
5.1. ベアメタルプロビジョニングの前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ベアメタルプロビジョニングの要件には以下が含まれます。
ベアメタルホストのネットワークを管理する Capsule Server。無人プロビジョニングおよび Discovery ベースのプロビジョニングの場合に、Satellite Server は PXE サーバーの設定が必要です。
ネットワーク要件の詳細は、3章ネットワークの設定 を参照してください。
Discovery サービスの詳細は、7章Discovery サービスの設定 を参照してください。
- ベアメタルホストまたは空の仮想マシン
- Red Hat Enterprise Linux の同期済みのコンテンツリポジトリーを使うことができます。詳細は、コンテンツの管理 の リポジトリーの同期 を参照してください。
- ホスト登録用のアクティベーションキーを提供します。詳細は、コンテンツの管理 の アクティベーションキーの作成 を参照してください。
無人および PXE なしのプロビジョニングのセキュリティートークンに関する情報は、「セキュリティートークンの有効期間の設定」 を参照してください。