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8.7. コンテンツビューバージョンのエクスポート

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コンテンツビューのバージョンを Satellite Server からアーカイブファイルにエクスポートし、このアーカイブファイルを使用して、別の Satellite Server か、別の Satellite Server の組織に同じコンテンツビューバージョンを作成できます。Satellite は、通常のコンテンツビューとして複合コンテンツビューをエクスポートします。複合性は保持されません。エクスポートされたアーカイブをインポートすると、ダウンストリームの Satellite Server で通常のコンテンツビューが作成または更新されます。エクスポートしたアーカイブファイルには、以下のデータが含まれます。

  • コンテンツビューバージョンのメタデータが含まれる JSON ファイル
  • コンテンツビューバージョンに含まれるすべてのリポジトリーを含むアーカイブファイル

エクスポートできるのは、コンテンツビューのバージョンに追加された Yum リポジトリー、キックスタートファイル、および Docker コンテンツのみです。Satellite では、以下の内容はエクスポートされません。

  • コンテンツビューの定義およびメタデータ (パッケージフィルターなど)

前提条件

コンテンツビューをエクスポートするには、エクスポートする Satellite Server が、以下の条件を満たしていることを確認します。

  • エクスポートディレクトリーに、エクスポートに対応できる空き容量があることを確認する。
  • /var/lib/pulp/exports ディレクトリーに、エクスポートプロセス中に作成された一時ファイルにエクスポートされるリポジトリーのサイズと同じ空き容量があることを確認する。
  • エクスポートするコンテンツビュー内のすべてのリポジトリーで、ダウンロードポリシーを 即時 に設定していることを確認する。詳細は、「ダウンロードポリシーの概要」 を参照してください。
  • エクスポートする製品が、必要な日付に同期されることを確認する。
  • コンテンツをエクスポートするユーザーに Content Exporter ロールがあることを確認します。

コンテンツビューバージョンをエクスポートする方法

  1. エクスポート可能なコンテンツビューのバージョンをリスト表示します。

    # hammer content-view version list \
    --content-view="My_Content_View" \
    --organization="My_Organization"
    
    ---|----------|---------|-------------|-----------------------
    ID | NAME     | VERSION | DESCRIPTION | LIFECYCLE ENVIRONMENTS
    ---|----------|---------|-------------|-----------------------
    5  | view 3.0 | 3.0     |             | Library
    4  | view 2.0 | 2.0     |             |
    3  | view 1.0 | 1.0     |             |
    ---|----------|---------|-------------|----------------------

コンテンツビューバージョンをエクスポートします。

  1. 必要なバージョンのバージョン番号を取得します。以下の例は、エクスポート用のバージョン 1.0 を対象としています。

    # hammer content-export complete version \
    --content-view="Content_View_Name" \
    --version=1.0 \
    --organization="My_Organization"
  2. エクスポートしたコンテンツビューバージョンが含まれるアーカイブが、エクスポートディレクトリーにあることを確認します。

    # ls -lh /var/lib/pulp/exports/My_Organization/Content_View_Name/1.0/2021-02-25T18-59-26-00-00/

コンテンツを正常にインポートするには、tar.gz アーカイブファイル、toc.json および metadata.json などの 3 つのファイルがすべて必要です。

チャンクを使用したエクスポート

多くの場合、エクスポートされたアーカイブのコンテンツのサイズは数ギガバイトになる場合があります。小さいサイズまたはチャンクに分割することを推奨します。分割するには、--chunk-size-gb オプションを指定して hammer content-export コマンドを使用します。以下の例では、--chunk-size-gb=2 を使用してアーカイブを 2 GB のチャンクに分割します。

# hammer content-export complete version \
--chunk-size-gb=2 \
--content-view="Content_View_Name" \
--organization="My_Organization" \
--version=1.0
# ls -lh /var/lib/pulp/exports/My_Organization/view/1.0/2021-02-25T21-15-22-00-00/
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