第3章 virt-who 設定のデプロイ


virt-who 設定を作成すると、Satellite はデプロイメントプロセスを自動化するスクリプトを提供します。このスクリプトは virt-who をインストールし、virt-who の個別の設定ファイルおよびグローバル設定ファイルを作成します。

Red Hat 製品の場合は、そのファイルに指定されたハイパーバイザーに各設定ファイルをデプロイする必要があります。その他の製品の場合は、Satellite Server、Capsule Server、または virt-who の実行に特化した別の Red Hat Enterprise Linux サーバーに、設定ファイルをデプロイする必要があります。

3.1. ハイパーバイザーでの virt-who 設定のデプロイ

以下の手順に従って、ファイルに指定した Red Hat ハイパーバイザーに virt-who 設定をデプロイします。グローバルの値は、このハイパーバイザーにのみ適用されます。

この手順を使用して Capsule Server に vCenter または Hyper-V virt-who 設定をデプロイすることもできます。グローバル設定値は、同じ Capsule Server 上の virt-who 設定すべてに適用され、新規の virt-who 設定がデプロイされるたびに上書きされます。

前提条件

  • Red Hat Satellite にハイパーバイザーを登録する。
  • Red Hat Virtualization Host (RHVH) を使用している場合は、virt-who の最小バージョンが利用可能になるように、これを最新バージョンに更新する。RHVH ではデフォルトで virt-who を使用できますが、これを rhel-7-server-rhvh-4-rpms リポジトリーから個別に更新することはできません。
  • ハイパーバイザーで読み取り専用の virt-who ユーザーを作成する。
  • 仮想化プラットフォーム用の virt-who 設定を作成する。

手順

  1. Satellite Web UI で、Infrastructure > Virt-who configurations に移動します。
  2. virt-who 設定の名前をクリックします。
  3. Deploy タブをクリックします。
  4. Configuration script で、Download the script をクリックします。
  5. このスクリプトをハイパーバイザーにコピーします。

    # scp deploy_virt_who_config_1.sh root@hypervisor.example.com:
  6. デプロイメントスクリプトを実行可能にし、実行します。

    # chmod +x deploy_virt_who_config_1.sh
    # sh deploy_virt_who_config_1.sh
  7. デプロイが完了したら、このスクリプトを削除します。

    # rm deploy_virt_who_config_1
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