3.2. 汎用 TFTP サーバーの統合


ネットワーク内に TFTP サーバーがある場合は、このサービスを Satellite に統合できます。この統合により、既存の TFTP サーバーを引き続き使用できるようになります。このタイプの統合では、Satellite はネットワークファイルシステム (NFS) プロトコルを使用して TFTP サービスの root ディレクトリーにアクセスします。

注記

TFTP サーバー上のファイルも管理する、メンテナンスの手間が少ないソリューションを希望する場合は、インストーラー管理の TFTP サービスを使用します。

3.2.1. tftp で使用する Satellite Server の設定

TFTP サーバーを準備したら、Satellite Server または Capsule Server に統合します。

前提条件

  • NFS を使用して TFTP サーバーで /exports/var/lib/tftpboot を共有している。

手順

  1. 後で NFS 共有をマウントするディレクトリーを作成します。

    # mkdir -p /mnt/nfs/var/lib/tftpboot
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  2. /etc/fstab ファイルを編集し、NFS 共有のエントリーを追加して、システムの起動時に自動的にマウントします。

    tftp_server_fqdn:/exports/var/lib/tftpboot  /mnt/nfs/var/lib/tftpboot  nfs  rw,vers=3,auto,nosharecache,context="system_u:object_r:tftpdir_rw_t:s0"  0 0
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  3. NFS 共有をマウントします。

    # mount /mnt/nfs/var/lib/tftpboot/
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  4. Satellite Server または Capsule Server が TFTP サーバーを使用するように設定します。

    # satellite-installer \
    --foreman-proxy-tftp true \
    --foreman-proxy-managed false \
    --foreman-proxy-tftp-root /mnt/nfs/var/lib/tftpboot \
    --foreman-proxy-tftp-servername tftp_server_fqdn
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  5. 対象の Capsule ごとに、Satellite Web UI で Capsule の設定を更新します。詳細は、「TFTP サービスとサブネットの関連付け」 を参照してください。
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