第6章 バグ修正


このセクションでは、Red Hat Satellite 6.18 で修正された、ユーザーに大きな影響を与えるバグについて説明します。

6.1. インストールおよびアップグレード

Satellite は --foreman-foreman-url オプションに従います

この更新前は、--foreman-foreman-url オプションを指定して satellite-installer コマンドを実行しても、Foreman URL 設定が指定されませんでした。この修正により、--foreman-foreman-url オプションで渡されると、Foreman URL 設定が正しく指定されるようになりました。この更新より前に WebUI、API、または Hammer を使用して Foreman URL 設定を指定した場合は、それを保持するために satellite-installer の実行時に --foreman-foreman-url オプションを使用する必要があります。それ以外の場合は、アンサーファイルの Foreman URL 値で上書きされます。

Jira:SAT-21543

アイドル状態の Redis 接続はタイムアウト後に閉じられます

この更新前は、Satellite Server 上の Redis サービスにタイムアウトが設定されていなかったため、アイドル状態の Redis 接続が持続していました。その結果、開いているファイルの制限に達し、Pulp コンテンツワーカーは新しい接続を受け入れなくなりました。Pulp コンテンツワーカーは、Too many open files エラーで失敗し、クライアントシステムで DNF 接続タイムアウトが発生しました。このリリースでは、アイドル状態の Redis 接続のデフォルトタイムアウトが 60 秒に設定され、その時間が経過するとアイドル状態の接続は閉じられます。これにより、Pulp が開いているファイルの制限に達してクライアントシステムで DNF タイムアウトが発生することを防ぎます。

Jira:SAT-29428

Satellite インストーラーはローカルプラグインを使用しなくなりました

この更新前は、Puppet は /opt/puppetlabs/puppet/cache/lib/ ディレクトリーからプラグインをロードしていました。そのため、Satellite インストーラーは、それ以外のインストーラーモジュールと一致しないプラグインを使用しました。この更新により、インストーラーが Puppet を使用する方法が変更され、/opt/puppetlabs/puppet/cache/lib/ からプラグインがロードされなくなりました。その結果、インストーラーはインストーラーによって提供されるプラグインのみを使用し、システム上に存在する可能性のある他のプラグインは使用しません。

Jira:SAT-29574

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