5.8. IPv6
virt-who は、Satellite の IPv6 専用ネットワークでサポートされていません
Satellite は、IPv6 専用ネットワークで virt-who エージェントをサポートしません。
既知の回避策はありません。
IdM および AD ユーザーに対して kinit を使用する場合、IPv6 のみのネットワークでは追加の設定が必要です。
Satellite Server が IPv6 専用ネットワークで実行され、RHEL 9.6 以前のバージョンでも実行されている場合、Identity Management (IdM) および Active Directory (AD) からの外部ユーザーの Kerberos 認証は失敗します。この既知の問題は System Security Services Daemon (SSSD) のバグに起因し、IdM または AD サーバーの DNS 名が IPv4 および IPv6 の両方のアドレスに変換される際に、ファイアウォールなどが原因で IPv4 アドレスにアクセスできない場合に発生します。
この問題を回避するには、/etc/sssd/sssd.conf ファイルの [domain/<domain_name>] で lookup_family_order オプションを設定します。
[domain/example.com] lookup_family_order = ipv6_only
[domain/example.com]
lookup_family_order = ipv6_only
DHCPv6 サーバーの使用時に Satellite の IPv6 アドレスエントリーが一致しない
DHCPv6 サーバーを使用して IP アドレスを動的に割り当て、IPv6 ネットワークでホストをプロビジョニングすると、ホストの実際の IPv6 アドレスと一致しない IPv6 アドレスが Satellite に含まれます。この不一致が原因で、リモート実行などのホスト管理機能が低下します。
この問題を回避するには、次のいずれかのステップを実行します。
-
ホスト上で
subscription-manager facts --uploadを実行します。 -
次のファクトのアップロードにより問題が解決されるのを待ちます。Ignore interfaces facts for provisioning (
ignore_puppet_facts_for_provisioning) 設定により、ファクトからのインターフェイスの更新が無効になる場合があることに注意してください。
IPv6 ネットワークでホスト検出が失敗する
IPv6 ネットワークで不明なホストを検出しようとすると Error: 1001: Failed to open TCP connection to satellite.example.com:443 のエラーが発生し、検出が失敗します。
既知の回避策はありません。
IPv6 経由の PXE なしの検出でホストのプロビジョニングに失敗します
IPv6 Satellite 上で PXE なしのホスト検出を行った後、ホストがプロビジョニングを開始すると、Satellite の解決に失敗します。その結果、ホストはキックスタートファイルおよび、必要なファイルを取得できなくなります。
既知の回避策はありません。