4.3. ボンディングインターフェースの追加
以下の手順を使用して、ホストのボンディングインターフェースを設定します。
手順
- Satellite Web UI で、ホスト > すべてのホスト に移動します。
- 編集するホストの横の 編集 をクリックします。
- インターフェース タブで、インターフェースの追加 をクリックします。
- タイプ リストから ボンディング を選択します。タイプ固有の設定オプションがフォームに追加されます。
一般的なインターフェース設定を指定します。適用できる設定オプションは、物理インターフェースのオプションと同じです (「物理インターフェースの追加」を参照)。
ボンディングインターフェースは、デバイス ID フィールドにある bond0 形式の ID を使用します。
MAC アドレス 1 つで十分です。
ボンディングインターフェースに固有の設定オプションを指定します。
- モード: フォールトトレランスおよび負荷分散のポリシーを定義するボンドモードを選択します。各ボンドモードの簡単な説明は、表4.1「Red Hat Satellite で利用可能なボンディングモード」を参照してください。
- 割り当て済みデバイス: 割り当てられたデバイスの ID のコンマ区切りの一覧を指定します。物理インターフェースまたは VLAN を指定できます。
- ボンドオプション: 設定オプションのコンマ区切りの一覧を指定します (例: miimon=100)。ボンドインターフェースに指定可能な設定オプションの詳細は『Red Hat Enterprise Linux 7 ネットワークガイド』を参照してください。
- OK をクリックして、インターフェース設定を保存します。
- 送信 をクリックして、ホストへの変更を適用します。
CLI をご利用の場合
ボンディングインターフェースでホストを作成するには、以下のコマンドを入力します。
# hammer host create --name bonded_interface \ --hostgroup-id 1 \ --ip=192.168.100.123 \ --mac=52:54:00:14:92:2a \ --subnet-id=1 \ --managed true \ --interface="identifier=eth1, \ mac=52:54:00:62:43:06, \ managed=true, \ type=Nic::Managed, \ domain_id=1, \ subnet_id=1" \ --interface="identifier=eth2, \ mac=52:54:00:d3:87:8f, \ managed=true, \ type=Nic::Managed, \ domain_id=1, \ subnet_id=1" \ --interface="identifier=bond0, \ ip=172.25.18.123, \ type=Nic::Bond, \ mode=active-backup, \ attached_devices=[eth1,eth2], \ managed=true, \ domain_id=1, \ subnet_id=1" \ --organization "Your_Organization" \ --location "Your_Location" \ --ask-root-password yes
ボンディングモード | 説明 |
---|---|
balance-rr | 送受信は、ボンディングインターフェースで順次行われます。 |
active-backup | ボンディングインターフェースの中で最初に利用可能になったものから送受信が行われます。アクティブなボンディングインターフェースに障害がある場合に限り別のボンディングインターフェースが使用されます。 |
balance-xor | 送信は選択されたハッシュポリシーに基づいて行われます。このモードでは、特定のピア用に宛先が指定されたトラフィックは常に同じインターフェースで送信されます。 |
broadcast | すべての送信はすべてのボンディングインターフェースで行われます。 |
802.a3 | 同じ設定を共有するアグリゲーショングループを作成します。アクティブなグループのすべてのインターフェースで送受信が行われます。 |
balance-tlb | 送信トラフィックが各ボンディングインターフェースの現在の負荷に応じて配分されます。 |
balance-alb | 受信ロードバランシングは ARP (Address Resolution Protocol) ネゴシエーションにより実現されています。 |