3.4. Satellite クライアントのアップグレード
Satellite Tools 6.7 リポジトリーには、エラータを管理するための通信サービスを提供する katello-agent
および katello-host-tools
が含まれます。
Katello エージェントは非推奨で、今後の Satellite のバージョンで削除される点に注意してください。ワークロードを移行して、リモート実行機能を使用してクライアントをリモートでアップデートします。詳細は、『ホストの管理 』ガイドの「 Goferd および Katello エージェント を使用しないホスト管理 」を参照してください。
現時点では、Satellite Tools 6.7 リポジトリーに含まれる、Satellite 6.6 バージョンの katello-agent
などのクライアントライブラリーは、Satellite 6.7 で正式にテストされていないため、サポート対象外となります。
katello-agent
および goferd を使用したデプロイメントの場合は、すべてのクライアントを katello-agent
の新しいバージョンにアップデートします。katello-agent
および goferd を使用しないデプロイメントの場合は、すべてのクライアントを katello-host-tools
の新しいバージョンにアップデートします。お使いのクライアントが Satellite Server との互換性を完全に確保できるように、できるだけ早くこの作業を完了してください。
前提条件
- Satellite Server がアップグレードされている。
- Satellite で、新しい Satellite Tools 6.7 リポジトリーを有効にしておく。
- Satellite で、新しいリポジトリーを同期しておく。
-
以前にクライアントに
katello-agent
をインストールしたことがなく、インストールする場合は、手動の方法を使用します。詳細は、Satellite クライアントの手動アップグレード を参照してください。
カスタムの証明書を実装している場合は、/root/ssl-build
ディレクトリーと、カスタム証明書に関連するソースファイルを作成したディレクトリーのコンテンツを保持する必要があります。
アップグレード時にこのファイルを保持できないと、アップグレードは失敗します。ファイルを削除してしまった場合は、アップグレードを進めるためにバックアップから復元する必要があります。
一括リポジトリー設定 UI を使用した Satellite クライアントのアップグレード
- Satellite Web UI で、ホスト > コンテンツホスト に移動し、アップグレードするコンテンツホストを選択します。
- アクションの選択 一覧から リポジトリーセットの管理 を選択します。
- リポジトリーセットの 管理 の 一覧から、Red Hat Satellite Tools 6.6 のチェックボックスを選択します。
- アクションの選択 一覧から Override to Disabled (「無効」に上書き) を選択し、Done (完了) をクリックします。
- プロセスが完了したら、以前の手順で使用した同じホストセットの アクションの選択 一覧から、リポジトリーセットの管理 を選択します。
- リポジトリーセットの管理 の一覧から、Red Hat Satellite Tools 6.7 のチェックボックスを選択します。
- アクションの選択 一覧から Override to Enabled (「有効」に上書き) を選択し、Done (完了) をクリックします。
- プロセスが完了したら、以前の手順で使用した同じホストセットの アクションの選択 リストから、パッケージの管理 を選択します。
パッケージ 検索フィールドに、設定に応じて以下のいずれかのオプションを入力します。
-
お使いのデプロイメントで
katello-agent
および goferd を使用する場合は、katello-agent
と入力します。 -
お使いのデプロイメントで
katello-agent
および goferd を使用しない場合は、katello-host-tools
と入力します。
-
お使いのデプロイメントで
- BZ#1649764 が解決されるまで、アップデート リストで リモート実行経由 を選択する必要があります。Katello エージェントを使用してパッケージをアップデートすると、これによりクライアントと Satellite または Capsule Server 間の通信が中断され、アップデートが失敗することから、リモート実行経由の選択が必要です。詳細は、『ホスト の管理』ガイドの「 ホストでのジョブの実行 」を参照し てください。
Satellite クライアントの手動アップグレード
- クライアントシステムにログインします。
以前のバージョンの Satellite のリポジトリーを無効にします。
subscription-manager repos \ --disable rhel-7-server-satellite-tools-6.6-rpms
# subscription-manager repos \ --disable rhel-7-server-satellite-tools-6.6-rpms
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このバージョンの Satellite 向け Satellite Tools 6.7 リポジトリーを有効にします。
subscription-manager repos \ --enable=rhel-7-server-satellite-tools-6.7-rpms
# subscription-manager repos \ --enable=rhel-7-server-satellite-tools-6.7-rpms
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow お使いの設定に応じて、以下のいずれかの手順を実行します。
お使いのデプロイメントで
katello-agent
および goferd を使用する場合は、以下のコマンドを入力してkatello-agent
をインストールまたはアップグレードします。yum install katello-agent
# yum install katello-agent
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow お使いのデプロイメントで
katello-agent
および goferd を使用しない場合は、以下のコマンドを入力してkatello-host-tools
をインストールまたはアップグレードします。yum install katello-host-tools
# yum install katello-host-tools
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow