13.2. Configuring services using annotations

手順

1. サイトとして設定されたクラスターの namespace にログインします。

2. たとえば、サイトの 1 つにデプロイメント、いくつかの Pod、またはサービスを作成します。

   $ kubectl create deployment hello-world-backend --image quay.io/skupper/hello-world-backend

   この手順は Skupper 固有のものではありません。つまり、このプロセスはクラスターの標準プロセスから変更されていません。

3. kubernetes リソースにアノテーションを付け、サービスネットワーク上で通信できるサービスを作成します。以下に例を示します。

   $ kubectl annotate deployment backend "skupper.io/address=backend" "skupper.io/port=8080" "skupper.io/proxy=tcp"

   アノテーションには以下が含まれます。

   • skupper.io/proxy - 使用するプロトコル (tcp、http、または http2)。これは、唯一必要なアノテーションです。たとえば、backend という名前の単純なデプロイメントに skupper.io/proxy=tcp のアノテーションを付けると、サービスは backend として公開され、デプロイメントの containerPort 値がポート番号として使用されます。
   • skupper.io/address - サービスネットワーク上のサービスの名前。
   • skupper.io/port - サービスネットワーク上のサービス用の 1 つ以上のポート。
   注記

   デプロイメントなどの他のリソースではなく、サービスを公開する際には、skupper.io/targetアノテーションを使用して、元のサービスが変更されないようにすることができます。たとえば、backend サービスを公開する場合は、以下のコマンドを実行します。

   $ kubectl annotate service backend "skupper.io/address=van-backend" "skupper.io/port=8080" \
   "skupper.io/proxy=tcp" "skupper.io/target=backend"

   これにより、アノテーションを再度適用しなくても backend サービスを削除して再作成することができます。

4. サービスを公開していることを確認します。

   $ skupper service status -v
   Services exposed through Skupper:
   ╰─ backend:8080 (tcp)
      ╰─ Sites:
         ├─ 4d80f485-52fb-4d84-b10b-326b96e723b2(west)
         │  policy: disabled
         ╰─ 316fbe31-299b-490b-9391-7b46507d76f1(east)
            │ policy: disabled
            ╰─ Targets:
               ╰─ backend:8080 name=backend-9d84544df-rbzjx

   注記

   サービスの関連ターゲットは、ターゲットが現在のクラスターで使用可能な場合にのみ表示されます。