第6章 ユーザーセッションの管理
ユーザーがレルムにログインすると、Red Hat Single Sign-On は各ユーザーのユーザーセッションを維持し、セッション内でユーザーがアクセスする各クライアントが記憶します。レルム管理者は、各ユーザーセッションで複数のアクションを実行できます。
- レルムのログイン統計を表示します。
- アクティブユーザー、およびログイン先のユーザーを表示します。
- セッションからユーザーをログアウトします。
- トークンを取り消します。
- トークンのタイムアウトを設定します。
- セッションタイムアウトを設定します。
6.1. セッションの管理
Red Hat Single Sign-On でアクティブなクライアントおよびセッションのトップレベルビューを表示するには、メニューから Sessions をクリックします。
セッション
6.1.1. Logout all 操作
Logout all ボタンをクリックして、レルム内の全ユーザーを省略できます。
Logout all ボタンをクリックすると、すべての SSO クッキーは無効になり、アクティブなブラウザーセッション内で認証を要求するクライアントは再度ログインする必要があります。Red Hat Single Sign-On は、ログアウトイベントの Red Hat Single Sign-On OIDC クライアントアダプターを使用してクライアントを通知します。SAML などのクライアントタイプは、バックチャネルログアウト要求を受信しません。
Logout all をクリックしても、未処理のアクセストークンは取り消しません。未処理のトークンは自然に期限切れになる必要があります。Red Hat Single Sign-On OIDC クライアントアダプターを使用するクライアントの場合、取り消しポリシー をプッシュしてトークンを取り消すことができますが、これは他のアダプターでは機能しません。