4.6.2. 機能拡張
Red Hat Virtualization の今回のリリースでは、以下の機能拡張が提供されています。
BZ#1739106
今回のリリースでは、新規機能 rhv-image-discrepancies が追加されました。これは、エンジンデータベース内のイメージとストレージの間の不一致を報告します。レポートは、ある場所に存在するものの、別の場所にないイメージを一覧表示します。また、両方の場所に存在するイメージの場合、レポートは status、parent_id、type などの属性値に不一致を一覧表示します。
BZ#1767333
今回のリリースで、アフィニティーグループのルールがすべて満たされている (status = ok) か、満たされていない (status = broken) かを示す新しい status 列がアフィニティーグループテーブルに追加されました。このステータスへの Enforcing オプションの影響はありません。
BZ#1779160
ジャーナルログのオーバーロードを避けるため、本リリースでは、oVirt Guest Agent は Docker のないマシンでコンテナーの一覧のクエリーを試行しなくなりました。
BZ#1782412
現在のリリースでは、Metrics Store はサブドメインのないフラット DNS 環境のサポートが追加されました。この機能は、サブクラスなしで「フラットな」 DNS 環境を設定するセキュリティーポリシーを満たすのに役立ちます。この機能を有効にするには、Metrics Store 仮想マシンのネットワークを設定する際にサフィックスを master0 仮想マシンに追加します。たとえば、'openshift_ovirt_machine_suffix' を 'prod' に設定し、public_hosted_zone' が 'example.com' に設定されている場合、メトリクスストアの仮想マシンは 'master-prod0.example.com' と呼ばれます。