第3章 テクノロジープレビューおよび非推奨の機能


3.1. テクノロジープレビュー機能

重要

テクノロジープレビューの機能は、Red Hat の本番環境のサービスレベルアグリーメント (SLA) ではサポートされず、機能的に完全ではないことがあるため、Red Hat では実稼働環境での使用を推奨していません。これらの機能は、近々発表予定の製品機能をリリースに先駆けてご提供することにより、開発プロセスの中でお客様に機能性のテストとフィードバックをしていただくことを目的としています。詳しい情報は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。

以下の表で、テクノロジープレビューとして利用可能な Red Hat Virtualization の機能を説明します。

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表3.1 テクノロジープレビューの機能
テクノロジープレビューの機能Details

noVNC コンソールオプション

HTML5 を使用してブラウザーで仮想マシンのコンソールを開くためのオプション。

Websocket プロキシー

ユーザーは noVNC コンソールから仮想マシンに接続することができます。

ネストされた仮想化のための VDSM フック

仮想マシンはホストとして動作することができます。

VMware および RHEL 5 Xen からの Debian および Ubuntu 仮想マシンのインポート

virt-v2v が Debian および Ubuntu 仮想マシンを VMware または RHEL 5 Xen から KVM に変換できるようにします。

既知の問題:

  • virt-v2v は、GRUB2 設定内のデフォルトのカーネルを変更できません。ゲストオペレーティングシステムで設定されているカーネルは、より最適なバージョンが利用できる場合でも、変換中には変更されません。
  • Debian または Ubuntu 仮想マシンを VMware から KVM に変換した後には、仮想マシンのネットワークインターフェイスの名前が変わる場合があり、手動での設定が必要となります。

Open vSwitch クラスター種別のサポート

Open vSwitch ネットワーク設定機能が追加されます。

moVirt

Red Hat Virtualization 用モバイル Android アプリ。

同一データセンター内の共有およびローカルストレージ

単一ブリックの Gluster ボリュームの作成が可能です。これにより、ローカルストレージを共有データセンターのストレージドメインとして使用することができます。

Cinderlib の統合

CinderLib ライブラリーを活用し、完全な Cinder-OpenStack デプロイメントがない状態でも Red Hat Virtualization で Cinder 対応のストレージドライバーを使用します。ファイバーチャネルおよび iSCSI ストレージに加えて、Ceph ストレージのサポートが追加されます。Cinder ボリュームは Red Hat Virtualization Host でのマルチパスに対応します。

Intel Q35 チップセット

Q35 マシンタイプのサポートを追加。Q35 は PCIe 対応で、UEFI(OVMF)BIOS およびレガシー BIOS(SeaBIOS)を使用できます。

OpenID Connect を使用した SSO

Keycloak を使用した外部 OpenID Connect 認証に対するサポートが追加されます (ユーザーインターフェイスおよび REST API 使用の両方)。

oVirt Engine のバックアップ

Ansible ovirt-engine-backup ロールを使用した Red Hat Virtualization Manager のバックアップ/復元に対するサポートが追加します。

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