28.11. Xen hypervisor の修正

ホストシステムの管理には、多くの場合ブート設定ファイル、/boot/grub/grub.conf への 変更がかかわってきます。複数ホストの設定ファイルの管理はその数の増加と共に難しくなってきます。 システム管理者は通常、複数の grub.conf ファイルの編集にはカットアンド ペーストを好むものです。これを実行する場合は、仮想化エントリ内の 5つの行すべてを含めることを 忘れないで下さい(さもないと、システムエラーの原因になります)。Hypervisor 特有の値はすべて、 xen の行にあります。この例では、正しい grub.conf 仮想化エントリを表示しています:
# boot=/dev/sda/
default=0
timeout=15
#splashimage=(hd0, 0)/grub/splash.xpm.gz

hiddenmenu
serial --unit=0 --speed=115200 --word=8 --parity=no --stop=1
terminal --timeout=10 serial console
title Red Hat Enterprise Linux Server (2.6.17-1.2519.4.21. el5xen)
root (hd0, 0)
kernel /xen.gz-2.6.17-1.2519.4.21.el5 com1=115200,8n1
    module /vmlinuz-2.6.17-1.2519.4.21el5xen ro root=/dev/VolGroup00/LogVol00
    module /initrd-2.6.17-1.2519.4.21.el5xen.img
例えば、 hypervisor (dom0) のメモリーエントリを起動時に 256MB に変更するには、'xen' の行を編集して、エントリ、 'dom0_mem=256M' を追記します。以下の例は、hypervisor のメモリーエントリを修正した grub.conf です。
# boot=/dev/sda
default=0
timeout=15
#splashimage=(hd0,0)/grubs/splash.xpm.gz
hiddenmenu
serial --unit=0 --speed =115200 --word=8 --parity=no --stop=1
terminal --timeout=10 serial console
title Red Hat Enterprise Linux Server (2.6.17-1.2519.4.21. el5xen)
root (hd0,0)
kernel /xen.gz-2.6.17-1.2519.4.21.el5 com1=115200,8n1 dom0_mem=256MB
    module /vmlinuz-2.6.17-1.2519.4.21.el5xen ro root=/dev/VolGroup00/LogVol00
    module /initrd-2.6.17-1.2519.4.21.el5xen.img
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