15.7.3. アイデンティティープロバイダーの設定
アイデンティティープロバイダーは JBoss EAP サーバーインスタンスです。
手順15.1 アイデンティティープロバイダー (IDP) の設定
IDP の Web アプリケーションセキュリティーの設定
Web アプリケーションをアイデンティティープロバイダーとして設定します。注記
ログインページをカスタマイズできるため、FORM ベースの Web アプリケーションセキュリティーを使用することが推奨されます。web.xml
の設定例は次のとおりです。例15.6 IDP の
web.xml
設定Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow IDP のセキュリティードメインの作成
IDP に対して定義された認証および承認メカニズムを用いてセキュリティードメインを作成します。詳細は「アプリケーションでのセキュリティードメインの使用」を参照してください。IDP バルブの設定
IDP Web アプリケーションのWEB-INF
ディレクトリーでjboss-web.xml
ファイルを作成し、IDP のバルブを設定します。以下にjboss-web.xml
ファイルの例を示します。例15.7 IDP バルブの
jboss-web.xml
ファイル設定Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow PicketLink 設定ファイル (
picketlink.xml
) の設定以下はpicketlink.xml
設定の例になります。この設定ファイルで、サービスプロバイダーおよび IDP へ送信される SAML2 アサーションに発行者として追加される URL を指定します。例15.8
picketlink.xml
設定Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow デフォルトでは、picketlink.xml
は IDP Web アプリケーションのWEB-INF
ディレクトリーにありますが、アプリケーションの外部にあるpicketlink.xml
へのカスタムパスを設定できます。任意設定:
picketlink.xml
へのカスタムパスの設定アプリケーションのWEB-INF/jboss-web.xml
でバルブ要素に、configFile
とtimerInterval
の 2 つのパラメーターを追加します。configFile
はpicketlink.xml
へのパスを指定し、timerInterval
は設定を再ロードする間隔をミリ秒単位で指定します。例を以下に示します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
PicketLink モジュール (
META-INF/MANIFEST.MF
またはjboss-deployment-structure.xml
) での依存関係の宣言PicketLink クラスの場所を特定できるようにするため、Web アプリケーションにはMETA-INF/MANIFEST.MF
またはjboss-deployment-structure.xml
に定義される依存関係が必要です。例15.9
META-INF/MANIFEST.MF
での依存関係の定義Manifest-Version: 1.0 Build-Jdk: 1.6.0_24 Dependencies: org.picketlink
Manifest-Version: 1.0 Build-Jdk: 1.6.0_24 Dependencies: org.picketlink
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 例15.10
META-INF/jboss-deployment-structure.xml
での依存関係の定義Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow