14.4. IdM CLI で、AD ユーザーの ID オーバーライドに証明書を追加する


  1. 管理者の認証情報を取得します。

    # kinit admin
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  2. 証明書 blob を CERT という新しい変数に格納します。

    # CERT=$(openssl x509 -in /path/to/certificate -outform der|base64 -w0)
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  3. ipa idoverrideuser-add-cert コマンドを使用して、ad_user@ad.example.com の証明書をユーザーアカウントに追加します。

    # ipa idoverrideuser-add-cert ad_user@ad.example.com --certificate $CERT
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検証

ユーザーと証明書がリンクしていることを確認します。

  1. sss_cache ユーティリティーを使用して、SSSD キャッシュで ad_user@ad.example.com のレコードを無効にし、ad_user@ad.example.com 情報の再読み込みを強制します。

    # sss_cache -u ad_user@ad.example.com
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  2. AD ユーザーの証明書が含まれるファイルの名前で、ipa certmap-match コマンドを実行します。

    # ipa certmap-match ad_user_cert.pem
    --------------
    1 user matched
    --------------
     Domain: AD.EXAMPLE.COM
     User logins: ad_user@ad.example.com
    ----------------------------
    Number of entries returned 1
    ----------------------------
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この出力により、証明書マッピングデータが ad_user@ad.example.com に追加されていること、および AD ユーザーエントリーに証明書やマッピングデータがない場合に、証明書マッピングルールを追加する で定義した対応するマッピングルールが存在することが確認されます。これは、定義した証明書マッピングデータに一致する証明書を使用して、ad_user@ad.example.com として認証できることを意味します。

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