21.5. その他のパラメーター
以下のパラメーターは、パラメーターファイル内で定義できますが、CMS 設定ファイル内では機能しません。
rd.live.check
- ISO ベースのインストールソースのテストを有効にします。たとえば、FCP 接続の DVD から起動したり、ローカルハードディスク上の ISO で
inst.repo=
を使用したり、NFS でマウントしたりする場合などにテストします。 nompath
- マルチパスデバイスのサポートを無効にします。
proxy=[protocol://][username[:password]@]host[:port]
- HTTP、HTTPS、または FTP を介したインストールで使用するプロキシーを指定します。
inst.rescue
- RAM ディスクからレスキューシステムを起動して、インストールされたシステムを修正または復元できます。
inst.stage2=URL
- インストールソースではなく、
install.img
ファイルへのパスを指定します。それ以外の場合は、inst.repo=
と同じ構文に従います。inst.stage2
が指定されている場合、通常はinstall.img
を検索する他の方法よりも優先されます。ただし、Anaconda がローカルメディアでinstall.img
を見つけると、inst.stage2
URL は無視されます。inst.stage2
が指定されておらず、install.img
がローカルで見つからない場合、Anaconda はinst.repo=
またはmethod=
で指定された場所を検索します。inst.repo=
またはmethod=
なしで inst.stage2複数の HTTP、HTTPS、または FTP ソースを指定する場合は、オプションを複数回使用します。複数の HTTP、HTTPS、または FTP のパスが指定されると、いずれかが成功するまで順番に試行されます。inst.stage2=host1/install.img inst.stage2=host2/install.img inst.stage3=host3/install.img
inst.syslog=IP/hostname[:port]
- ログメッセージをリモートの syslog サーバーに送信します。
ここで説明されているブートパラメーターは、IBM Z へのインストールとトラブルシューティングに非常に便利ですが、インストールプログラムに影響を及ぼすのはこれらのサブセットのみです。利用可能なブートパラメーターの全一覧は、23章起動オプション を参照してください。