34.2. IBM Z からの Red Hat Enterprise Linux の削除
Linux ディスクに機密データが含まれている場合には、既存のオペレーティングシステムのデータを削除する時に、必ず所属組織のセキュリティーポリシーに準じてデータを破棄してください。以下の選択肢を検討した上で、削除の手順に進んでください。
- 新規インストールでディスクを上書きします。
- Linux がインストールされていた DASD または SCSI ディスクを他のシステムから見えるようにしてから、データを削除します。しかし、この操作には特別な権限が必要になる可能性があります。システム管理者に確認してください。dasdfmt (DASD のみ)、parted、mke2fs、dd などの Linux コマンドを使用できます。これらのコマンドの詳細は、該当の man ページを参照してください。
34.2.1. z/VM ゲストまたは LPAR 上での別オペレーティングシステムの実行
z/VM ゲスト仮想マシンまたは LPAR の環境下で、現在インストール済みのシステムが存在している場所とは異なる DASD または SCSI ディスクから起動したい場合、インストール済みの Red Hat Enterprise Linux をシャットダウンし、起動させる別の Linux インスタンスがインストールされているディスクを使用します。この操作でインストール済みのシステムのコンテンツが変更されることはありません。