2.2.6. 3scale イメージのアップグレード
現在の手順
この手順では、アップグレードプロセスに必要な 3scale イメージを更新します。
2.2.6.1. system
イメージのパッチ
新しいイメージストリームタグを作成します。
$ oc patch imagestream/amp-system --type=json -p '[{"op": "add", "path": "/spec/tags/-", "value": {"annotations": {"openshift.io/display-name": "AMP system 2.11"}, "from": { "kind": "DockerImage", "name": "registry.redhat.io/3scale-amp2/system-rhel7:3scale2.11"}, "name": "2.11", "referencePolicy": {"type": "Source"}}}]'
手順を進めるには、ご自分の 3scale デプロイメントで使用しているデータベースを考慮してください。
- データベースが Oracle DB の場合は、システムイメージへのパッチ適用: 3scale が Oracle Database を使用する場合 に記載されている手順に従います。
- データベースが Oracle DB 以外の場合は、システムイメージへのパッチ適用: 3scale がその他のデータベースを使用する場合 に記載されている手順に従います。
2.2.6.1.1. システムイメージへのパッチ適用: 3scale が Oracle Database を使用する場合
- Oracle データベースを搭載した 3scale のシステムイメージのパッチ適用を開始するには、システムイメージの構築の手順 1、2、4、8 を実行します。
system-app
ImageChange トリガーにパッチを適用します。古い
2.10-oracle
トリガーを削除します。$ oc set triggers dc/system-app --from-image=amp-system:2.10-oracle --containers=system-master,system-developer,system-provider --remove
新しいバージョン固有のトリガーを追加します。
$ oc set triggers dc/system-app --from-image=amp-system:2.11-oracle --containers=system-master,system-developer,system-provider
これがトリガーとなり
system-app
が再デプロイされます。再デプロイが完了し、対応する新規 Pod が使用できる状態になり、古い Pod が終了するまで待ちます。
system-sidekiq
ImageChange トリガーにパッチを適用します。古い
2.10-oracle
トリガーを削除します。$ oc set triggers dc/system-sidekiq --from-image=amp-system:2.10-oracle --containers=system-sidekiq,check-svc --remove
新しいバージョン固有のトリガーを追加します。
$ oc set triggers dc/system-sidekiq --from-image=amp-system:2.11-oracle --containers=system-sidekiq,check-svc
これがトリガーとなり
system-sidekiq
が再デプロイされます。再デプロイが完了し、対応する新規 Pod が使用できる状態になり、古い Pod が終了するまで待ちます。
system-sphinx
ImageChange トリガーにパッチを適用します。古い
2.10-oracle
トリガーを削除します。$ oc set triggers dc/system-sphinx --from-image=amp-system:2.10-oracle --containers=system-sphinx,system-master-svc --remove
新しいバージョン固有のトリガーを追加します。
$ oc set triggers dc/system-sphinx --from-image=amp-system:2.11-oracle --containers=system-sphinx,system-master-svc
これがトリガーとなり
system-sphinx
が再デプロイされます。再デプロイが完了し、対応する新規 Pod が使用できる状態になり、古い Pod が終了するまで待ちます。
- 3scale をスケールダウンした場合は、元に戻します。
2.2.6.1.2. システムイメージへのパッチ適用: 3scale がその他のデータベースを使用する場合
system-app
ImageChange トリガーにパッチを適用します。古い
2.10
トリガーを削除します。$ oc set triggers dc/system-app --from-image=amp-system:2.10 --containers=system-master,system-developer,system-provider --remove
新しいバージョン固有のトリガーを追加します。
$ oc set triggers dc/system-app --from-image=amp-system:2.11 --containers=system-master,system-developer,system-provider
これがトリガーとなり
system-app
が再デプロイされます。再デプロイが完了し、対応する新規 Pod が使用できる状態になり、古い Pod が終了するまで待ちます。
system-sidekiq
ImageChange トリガーにパッチを適用します。古い
2.10
トリガーを削除します。$ oc set triggers dc/system-sidekiq --from-image=amp-system:2.10 --containers=system-sidekiq,check-svc --remove
新しいバージョン固有のトリガーを追加します。
$ oc set triggers dc/system-sidekiq --from-image=amp-system:2.11 --containers=system-sidekiq,check-svc
これがトリガーとなり
system-sidekiq
が再デプロイされます。再デプロイが完了し、対応する新規 Pod が使用できる状態になり、古い Pod が終了するまで待ちます。
system-sphinx
ImageChange トリガーにパッチを適用します。古い
2.10
トリガーを削除します。$ oc set triggers dc/system-sphinx --from-image=amp-system:2.10 --containers=system-sphinx,system-master-svc --remove
新しいバージョン固有のトリガーを追加します。
$ oc set triggers dc/system-sphinx --from-image=amp-system:2.11 --containers=system-sphinx,system-master-svc
これがトリガーとなり
system-sphinx
が再デプロイされます。再デプロイが完了し、対応する新規 Pod が使用できる状態になり、古い Pod が終了するまで待ちます。