3.3. API サーバーへのリクエストのレートを設定する
設定ポリシーコントローラーが各マネージドクラスター上で行う API サーバーへのリクエストの速度を設定します。レートが増加すると、設定ポリシーコントローラーの応答性が向上し、Kubernetes API サーバーと OpenShift API サーバーの CPU とメモリーの使用率も増加します。デフォルトでは、リクエストのレートは、policy-evaluation-concurrency
設定に応じて調整され、1 秒あたり 30
クエリー (QPS) に設定され、バースト値は 45
で、短期間でより多くのリクエストが発生することを表します。
client-qps
および client-burst
アノテーションを引用符で囲んだゼロ以外の整数で設定することで、レートとバーストを設定できます。ハブクラスターのマネージドクラスター namespace で、ManagedClusterAddOn
オブジェクト名の値を config-policy-controller
に設定できます。
次の YAML の例では、cluster 1
というマネージドクラスター上で 1 秒あたりのクエリーが 20
に設定され、バーストが 100
に設定されています。
apiVersion: addon.open-cluster-management.io/v1alpha1 kind: ManagedClusterAddOn metadata: name: config-policy-controller namespace: cluster1 annotations: client-qps: "20" client-burst: "100" spec: installNamespace: open-cluster-management-agent-addon