第3章 ポリシーコントローラーの高度な設定
ManagedClusterAddOn
カスタムリソースを使用して、マネージドクラスターのポリシーコントローラー設定をカスタマイズできます。次の ManagedClusterAddOns
は、ポリシーフレームワーク、Kubernetes 設定ポリシーコントローラー、および証明書ポリシーコントローラーを設定します。必要なアクセス権限: クラスターの管理者
3.1. ガバナンスフレームワークの同時実行性を設定する
各マネージドクラスターのガバナンスフレームワークの同時実行性を設定します。デフォルト値の 2
を変更するには、policy-evaluation-concurrency
アノテーションを引用符で囲んだゼロ以外の整数で設定します。次に、ハブクラスターのマネージドクラスター namespace で、ManagedClusterAddOn
オブジェクト名の値を governance-policy-framework
に設定します。
次の YAML の例を参照してください。ここでは、cluster1
という名前のマネージドクラスターで、同時実行性が 2
に設定されています。
apiVersion: addon.open-cluster-management.io/v1alpha1 kind: ManagedClusterAddOn metadata: name: governance-policy-framework namespace: cluster1 annotations: policy-evaluation-concurrency: "2" spec: installNamespace: open-cluster-management-agent-addon
client-qps
および client-burst
アノテーションを設定するには、ManagedClusterAddOn
リソースを更新し、パラメーターを定義します。
次の YAML の例では、cluster 1
というマネージドクラスター上で 1 秒あたりのクエリーが 30
に設定され、バーストが 45
に設定されています。
apiVersion: addon.open-cluster-management.io/v1alpha1 kind: ManagedClusterAddOn metadata: name: governance-policy-framework namespace: cluster1 annotations: client-qps: "30" client-burst: "45" spec: installNamespace: open-cluster-management-agent-addon