4.3. Grafana ダッシュボードの設計


Grafana インスタンスを設定したら、ダッシュボードを設計できます。Grafana コンソールを更新し、ダッシュボードを設計するには、以下の手順を実行します。

  1. Grafana コンソールのナビゲーションパネルから Create アイコンを選択してダッシュボードを作成します。Dashboard を選択し、Add new panel をクリックします。
  2. New Dashboard/Edit Panel ビューで、Query タブを選択します。
  3. データソースセレクターから Observatorium を選択し、PromQL クエリーを入力してクエリーを設定します。
  4. Grafana ダッシュボードヘッダーから、ダッシュボードヘッダーにある Save アイコンをクリックします。
  5. 説明的な名前を追加し、Save をクリックします。

4.3.1. ConfigMap での Grafana ダッシュボードの設計

ConfigMap を使用して、Grafana ダッシュボードを設計します。generate-dashboard-configmap-yaml.sh スクリプトを使用してダッシュボードの ConfigMap を生成し、ローカルで ConfigMap を保存できます。

./generate-dashboard-configmap-yaml.sh "Your Dashboard Name"
Save dashboard <your-dashboard-name> to ./your-dashboard-name.yaml

前述のスクリプトを実行するパーミッションがない場合は、以下の手順を実行します。

  1. ダッシュボードを選択し、Dashboard 設定 アイコンをクリックします。
  2. ナビゲーションパネルから JSON Model アイコンをクリックします。
  3. ダッシュボード JSON データをコピーし、data セクションに貼り付けます。
  4. name を、$your-dashboard-name に置き換えます。data.$your-dashboard-name.json.$$your_dashboard_jsonuid フィールドに Universally Unique Identifier (UUID) を入力します。uuidegen などのプログラムを使用して UUID を作成できます。ConfigMap は、以下のファイルのようになります。

    kind: ConfigMap
    apiVersion: v1
    metadata:
      name: $your-dashboard-name
      namespace: open-cluster-management-observability
      labels:
        grafana-custom-dashboard: "true"
    data:
      $your-dashboard-name.json: |-
        $your_dashboard_json

    注記:

    • ダッシュボードが grafana-dev インスタンス内に作成されている場合は、ダッシュボードの名前を取得して、スクリプトで引数として渡すことができます。たとえば、Demo Dashboard という名前のダッシュボードが grafana-dev インスタンスに作成されます。CLI から、次のスクリプトを実行できます。

      ./generate-dashboard-configmap-yaml.sh "Demo Dashboard"

      スクリプトを実行すると、次のメッセージが表示される場合があります。

      Save dashboard <demo-dashboard> to ./demo-dashboard.yaml
    • ダッシュボードが General フォルダーにない場合は、この ConfigMap の annotations セクションでフォルダー名を指定できます。

      annotations:
        observability.open-cluster-management.io/dashboard-folder: Custom

      ConfigMap の更新が完了したら、インストールしてダッシュボードを Grafana インスタンスにインポートできます。

CLI または OpenShift Container Platform コンソールから YAML を適用して、YAML ファイルが作成されていることを確認します。open-cluster-management-observability namespace 内に ConfigMap が作成されます。CLI から次のコマンドを実行します。

oc apply -f demo-dashboard.yaml

OpenShift Container Platform コンソールから、demo-dashboard.yaml ファイルを使用して、ConfigMap を作成します。ダッシュボードは Custom フォルダーにあります。

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