3.3. アラートをサイレントにする
受信したくないアラートを追加します。アラート名、一致ラベル、または期間によってアラートをサイレントにすることができます。サイレントにしたいアラートを追加すると、ID が作成されます。サイレントにしたアラートの ID は、文字列 d839aca9-ed46-40be-84c4-dca8773671da
のようになります。
アラートをサイレントにする方法は、引き続きお読みください。
Red Hat Advanced Cluster Management アラートをサイレントにするには、
open-cluster-management-observability
namespace のalertmanager-main
Pod にアクセスできる必要があります。たとえば、Pod ターミナルに次のコマンドを入力して、SampleAlert
をサイレントにします。amtool silence add --alertmanager.url="http://localhost:9093" --author="user" --comment="Silencing sample alert" alertname="SampleAlert"
複数の一致ラベルを使用してアラートをサイレントにします。次のコマンドは
match-label-1
とmatch-label-2
を使用します。amtool silence add --alertmanager.url="http://localhost:9093" --author="user" --comment="Silencing sample alert" <match-label-1>=<match-value-1> <match-label-2>=<match-value-2>
特定の期間アラートをサイレントにする場合は、
--duration
フラグを使用します。次のコマンドを実行して、SampleAlert
を 1 時間サイレントにします。amtool silence add --alertmanager.url="http://localhost:9093" --author="user" --comment="Silencing sample alert" --duration="1h" alertname="SampleAlert"
消音アラートの開始時刻または終了時刻を指定することもできます。次のコマンドを入力して、特定の開始時刻に
SampleAlert
をサイレントにします。amtool silence add --alertmanager.url="http://localhost:9093" --author="user" --comment="Silencing sample alert" --start="2023-04-14T15:04:05-07:00" alertname="SampleAlert"
作成されたサイレント化されたアラートをすべて表示するには、次のコマンドを実行します。
amtool silence --alertmanager.url="http://localhost:9093"
アラートをサイレントにしたくない場合は、次のコマンドを実行してアラートのサイレントを終了します。
amtool silence expire --alertmanager.url="http://localhost:9093" "d839aca9-ed46-40be-84c4-dca8773671da"
すべてのアラートをサイレントにするのを終了するには、次のコマンドを実行します。
amtool silence expire --alertmanager.url="http://localhost:9093" $(amtool silence query --alertmanager.url="http://localhost:9093" -q)