2.2.4.2. Linux での 7.2.x から 7.3.0 へのアップグレード
ダウンロードするアーカイブの名前は、以下の例で使用されているものとは異なる場合があります。
手順
- AMQ Broker アーカイブのダウンロード の手順に従って、Red Hat カスタマーポータルから必要なアーカイブを ダウンロードします。
アーカイブの所有者を、AMQ Broker インストールが含まれるのと同じユーザーに変更します。
sudo chown amq-broker:amq-broker amq-7.x.x.redhat-1.zip
AMQ Broker の元のインストール時に作成されたディレクトリーにアーカイブを移動します。以下の例では、
/opt/redhat
というディレクトリーを使用しています。sudo mv amq-7.x.x.redhat-1.zip /opt/redhat
ディレクトリーの所有者は、圧縮アーカイブのコンテンツを展開します。以下の例では、ユーザー
amq-broker
は unzip コマンドを使用してアーカイブを展開します。su - amq-broker cd /opt/redhat unzip jboss-amq-7.x.x.redhat-1.zip
ブローカーが実行されている場合は停止します。
<broker_instance_dir>/bin/artemis stop
現行ユーザーのホームディレクトリーにコピーして、ブローカーのインスタンスディレクトリーをバックアップします。
cp -r <broker_instance_dir> ~/
(オプション)ブローカーの現行バージョンをメモします。ブローカーが停止すると、
<broker_instance_dir>/log/artemis.log
にあるログファイルの最後に、以下のような行が表示されます。INFO [org.apache.activemq.artemis.core.server] AMQ221001: Apache ActiveMQ Artemis Message Broker version 2.6.3.amq-720001-redhat-1 [0.0.0.0, nodeID=554cce00-63d9-11e8-9808-54ee759954c4]
<broker_instance_dir>/etc/artemis.profile
設定ファイルを編集して、アーカイブを抽出した際に作成された新しいディレクトリーにARTEMIS_HOME
プロパティーを設定します。ARTEMIS_HOME='/opt/redhat/amq-7.x.x-redhat-1'
アップグレードされたブローカーを起動します。
<broker_instance_dir>/bin/artemis run
(オプション)ブローカーが実行され、バージョンが変更されたことを確認します。ブローカーの起動後、ログファイル
<broker_instance_dir>/log/artemis.log
を開くと、以下のような2行があります。ブローカーの稼働後にログに表示される新しいバージョン番号に注意してください。INFO [org.apache.activemq.artemis.core.server] AMQ221007: Server is now live ... INFO [org.apache.activemq.artemis.core.server] AMQ221001: Apache ActiveMQ Artemis Message Broker version 2.7.0.redhat-00054 [0.0.0.0, nodeID=554cce00-63d9-11e8-9808-54ee759954c4]
関連情報
- ブローカーのインスタンス作成に関する詳細は、「ブローカーインスタンスの作成」を 参照してください。
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ブローカーインスタンスの設定ファイルおよびデータをカスタムディレクトリーに格納できます。これには、ブローカーインスタンスのディレクトリー外にある場所が含まれます。
<broker_instance_dir>/etc/artemis.profile
ファイルで、ブローカーインスタンスの作成後のカスタムディレクトリーの場所を指定し、ARTEMIS_INSTANCE_ETC_URI
プロパティーを更新します。以前のバージョンでは、これらの設定ファイルとデータは、ブローカーインスタンスのディレクトリー内のetc/
ディレクトリーおよびdata/
ディレクトリーにのみ保存できました。