第1章 概要
AMQ JMS は、AMQP メッセージを送受信するメッセージングアプリケーションで使用する Java Message Service (JMS) 2.0 クライアントです。
AMQ JMS は、複数の言語やプラットフォームをサポートするメッセージングライブラリースイートである AMQ Clients の一部です。クライアントの概要は、「AMQ Clients Overview」を参照してください。本リリースに関する詳細は、『AMQ Clients 2.10 Release Notes』を参照してください。
AMQ JMS は、Apache Qpid からの JMS 実装に基づいています。JMS API の詳細は、「JMS API reference 」および「JMS tutorial」を参照してください。
1.1. 主な特長
- JMS 1.1 および 2.0 との互換
- SSL/TLS でのセキュアな通信
- 柔軟な SASL 認証
- 自動再接続およびフェイルオーバー
- OSGi コンテナーと使用する準備ができました。
- Pure-Java 実装
OpenTracing 標準に基づく分散トレーシング
重要AMQ Clients での分散トレーシングはテクノロジープレビュー機能です。テクノロジープレビューの機能は、Red Hat の実稼働環境のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat では、これらについて実稼働環境での使用を推奨していません。テクノロジープレビューの機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストやフィードバックの提供を可能にするために提供されます。Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、https://access.redhat.com/ja/support/offerings/techpreview を参照してください。
AMQ JMS は現在分散トランザクション (XA) をサポートしていません。アプリケーションに分散トランザクションが必要な場合は、AMQ Core Protocol JMS クライアントを使用することが推奨されます。